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「あんたたち、ウマすぎ!」

 おばあちゃんが入院して、2週間が過ぎました。実家の両親が姫(仮名)の送り迎えや、食事の世話をしてくれるので本当に大助かり。あらためて、親のありがたさを実感しました。事故当時は、おばあちゃんは、子どもたちに夕食を持ってきた時に、お皿を握ったまま後ろを見ず座ったため椅子から滑り落ちたそう。その時のことを話していると、姫が「ひめちゃんが、こうして(と言いながら両手を差し出して)おばあちゃんがもってたおさらを、もってあげればよかったねぇ」としょんぼりして言うではありませんか。思わずじわあと涙がにじみ、「姫ちゃんは優しいね。ありがとね」とイイ子イイ子してあげました。そんなことを考えているなんて思いもしなかった。子どもたちにとってもショックだったんだろうけど、そうした思いになってくれたことはきっと良い経験になったんだと思う。…もちろんそのエピソードは次の日おばあちゃんの耳に入り、枕を濡らしたとさ。





「非常事態宣言×2」

 娘、青ざめて曰く、「おかあさん、きもちわるい」。母、そを聞きて急ぎ走り、台所よりボウルを持ちて差し出す。ほどなくして娘、口から鼻から夕食をリバースすることしきり。貴家に、感染性胃腸炎−俗にいう嘔吐下痢症の襲来を宣言す。
…てなぐあいで、娘が倒れましたよ。どうするの、どうするの私! 仕事! おばあちゃんがいない状態での非常事態。実家の親は午前中仕事で夕方しか来られないし、だから絶対風邪引かないでよって言っておいたのに!! まさか胃腸炎だなんて…。あ〜あ、カーペットびっちょり。これって乾燥した時に確かウイルスが蔓延するんだよね…。とりあえず子守りが来るまで自宅待機。お願いお願い、息子にも旦那にもうつりませんように。そして何より、私にうつって寝込んだりしたら、貴家はもう完全沈没状態になっちゃうよ!?




「娘復活、非常事態解除。されど…」

 突然やってきた感染性胃腸炎は、結局一度のリバースだけで貴家を去って行った。誰にも感染せずに…たしか前回は何人か感染したような? 回復早くね? あらためて発症前夜のことを思い出す。夜中11時にこっそり旦那と食べようと、大阪土産の若狭焼きサバ寿司のパッケージを空けた瞬間、寝ていたはずなのにがちゃりと起きてきた娘。「おなかすいた…」とつぶやき、楽しみに楽しみに楽しみにしていたブリブリに身の詰まった私のサバ寿司をぱくぱくいただき、満腹になってぱったりと寝た。リバースはその翌朝。…サバか? サバなのか!? それとも私の怨念? まあどちらにせよ、ほぼ一日で回復してくれたのはありがたかった。やれやれ、やっと仕事に専念できる…と思ったら、突然親戚の叔父の訃報。通夜だ葬式だと、頼りにしていた実家の両親が身動き取れず、大変大変どうしよう状態…はあはあ、なんでこんなにイベント続くかな





「地道な作業もスキ?」

 少し前からのことになりますが、実はアイロンビーズ(穴のあいたプラスチック製のビーズを並べて、アイロンで接着するアレです)にハマっています。とはいえ、本当に本当に時間がないので、したくても滅多に時間がとれません。それなのに子どもたちは思い立ったように作りまくり、「おかあさ〜ん、アイロンかけてえ〜」と、ちょっとの衝撃でバラバラになってしまう作品を両手に持って、ぷるぷる震えながら持ってきやがります。それがたとえ洗い物の最中だろうと、今まさに靴を履いて出かけようとしているところだろうと。アタシだって作りたいのにブツブツ。そんな時、ふと息子のゲーム攻略本を見た時に…ぴかりん!と思い立ったしまったから、さあ大変。時は深夜0時。子どもたちは寝静まっている。…やるなら今だ。今しかない。アタシは馬鹿だ、アタシは馬鹿だとブツブツつぶやきながらも、作品を完成させることができました。…同時に、目の下のクマも完成しました。





「回遊魚DNA」

 いろんなイベント目白押しな貴家ですが、なんでこんなに忙しいんだろうと毎日の自分の生活を振り返った時に、ン、コレは誰かに似てる…なんか私、こんな人知ってる…と思ったら、思い出した。それは今現在、毎日わが家まで通ってくれている実母だった。一日を5分割くらいしながら、毎日あちらへこちらへと移動しまくり。きっと、この人は止まったら死んじゃう回遊魚なんだなと昔から思ってたけど、今の自分がまさにそう。寝てる時も動いてるんじゃというくらいの勢い。ああ、そうかお母様…。そういうことなのか…。今、分かったよ。私の中に流れている、貴方の血がそうさせていたのね。ということは、姫(仮名)、もしやおまえもか。





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