なごみや 2006/08/26号
ここまできた「醤油」の味
熊本でも、全国のいろんな味のラーメンが食べられるようになってきました。十数年前、学生時代を東京で過ごした友人が「熊本でも、かん水の香りのする中華そばが食べたい」と、よく言っていたのを覚えています。当時、 熊本で醤油(しょうゆ)ラーメンが食べられるお店は数えるほどしかなく、結局、友人は思い出の味に出合うことが出来ませんでした。
ところが今では、醤油だけでなく塩、味噌をベースにした全国的な味のラーメンに、熊本で出合うことが出来るようになりました。最近、こうした豚骨以外のラーメンのお店の出店が続き、そして、その味が熊本の人に受け入れられつつあるということではないでしょうか。
今回は醤油に行きたいと思います。熊本市役所の裏にある、開業1年、29歳の若々しいご主人が作るラーメン「なごみや」さんです。こちらのラーメンは豚骨にも負けないコクとパンチがあります。そしてスープに絶妙に合う特注の卵、ストレート中細めんが入ります。チャーシューもハシでつまめないほどの柔らかさで、本当に見事な醤油ラーメンです。
ご主人に聞いたところ、このコクとパンチのもとは、「臭みが出ないように豚骨ベースで作るスープと焦がしネギ油」だそうです。「自分が出合った美味しい味噌や醤油ラーメンを、熊本の方に美味しく食べてほしい」との信念で、「一つ一つ手を抜かず、前向きに研究していきたい」と語るご主人。熊本の醤油ラーメンの進化は早い気がします。 |