県境ラーメン店 2006/09/23号
県境で見つけたうまいラーメン
豚骨ラーメンって、どこからどうやって伝わっていったのか? 前回、「昭和26年ごろから熊本に伝わり始めた」と書きましたが、私は九州の主要鉄道路線(鹿児島線)が大きくかかわっているように思っています。
今から50年以上前、人の移動はほとんど鉄道だったと思います。実際、博多ラーメン、久留米ラーメン、熊本ラーメン、鹿児島ラーメンのように、鹿児島線に沿った形で、いろんなラーメンが点在しています。その後、移動手段が道の大動脈「国道3号」へ移行し、その道沿いにまた、たくさんのラーメン店が点在するようになっていったのかなーなんて最近、考えています。あくまでも私の個人的な考えですが。
さて今回は、荒尾の四ツ山でラーメン作り30年の県境ラーメンさんをご紹介します。こちらのお店は、屋号にもあるように、道向かいは福岡県大牟田市。すぐ県境なんです。
私がこのラーメンに出合ったのは15年ぐらい前。その当時、大牟田ラーメンの味を想像して食べたのを記憶しています。こちらのラーメンは、スープが絶品。ニンニクを全く使わないスープはコクと甘みがあり、まろやかで、何とも言えないバランスなんです。
「時にはスープを全部捨てたりして、独学で試行錯誤。今の味に仕上がりました」とご主人。「ラーメンは豚骨、水、火の3つが大事。自分が食べて納得できる美味しさが必要です」と熱く語ってくれました。 |