幸帝ラーメン 2006/09/30号
努力の結晶と奥さんの愛情で
白濁した豚骨スープは、なぜ九州にだけ広がったのでしょう? 戦前戦後の食糧難の時代、手に入る物が「骨しかなかった」。
「その骨から美味しいスープができた」。そんな発想から出来上がったのでしょうか?
ある料理人は、豚骨を強い火力で白濁させてスープを作る発想は「プロではないでしょう」。
なぜなら「プロなら、白濁させずにスープを作っていたはず」と語ってくれました。
九州の各地域でさまざまな取り方や味に発展していったスープ。いろんな方と話をする度に、奥深いナゾがたくさん出てきます。
今回は菊池でラーメン作り4年の「幸帝ラーメン」さんをご紹介します。
こちらのラーメンは、スープと麺の絡みが素晴らしく、少しだけとろみのあるスープに中細麺が絡み合って、何とも言えない味に仕上がっています。
ご主人によると「自ら独学で試行錯誤して出来た味。開店当時からすると、かなり変化してるんじゃないでしょうか」。
このラーメンに入っている豚骨とチャーシューは、契約農場からSPFポークを仕入れ、なおかつスープにはトータル24時間ほどの手間を費やしているとのこと。32歳のこちらのご主人が作られるラーメンは、努力の結晶と奥さんの愛情で出来上がっているのだなーと、感動しました。今でも、とてもバランスの取れた味なんですが、これからも、さらに進化していくような気がします。
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