|
「熊本昭和軒」 2007/06/02号
からみ合うマー油の香りとスープの旨味
もうすぐ梅雨ですが、毎日本当に暑いですね。みなさん元気にラーメンを食べていますか? 私は暑さに負けず、いろんなお店を食べ歩いています。
最近気づいたことを少し。お昼時のラーメン屋に行くと、仲間連れで来店しているサラリーマンたちが、しゃべりもせず一心不乱に麺をすすっている姿に出会うことがあります。よくある光景ですが、こんなに“黙々と食べる”ものは他にはあまりないように思います。この“黙々食べる”理由を探っていけば、ラーメンのおいしさの秘密にまた一歩近づけるような気がしてきました。
上益城郡嘉島町のダイヤモンドシティ・クレアの中にある『昭和軒』。もともと下通ダイエー8階の「ラーメン城下町」で営業していた店が、移転したものです。店内は昭和30年代前後の映画のポスターや看板が張ってあったりして、昭和レトロな雰囲気になっています。
今回ご紹介するこちらのラーメン。揚げニンニクの残り香が食い気をそそるマー油と、少し甘みととろみのあるスープ、そして、細すぎず太すぎないストレート麺が、絶妙のバランスでからみ合っています。
「豚の頭を丸一日かけて煮込んでいますから、スープには豚の旨味や甘みが凝縮しています。そこにブレンドした3種類のマー油を加えるさじ加減が難しい」と店長。頭の骨がボロボロに溶けるまで煮込んでいるんだとか。そんな手間ひまを惜しまず作ったラーメンは、まさにぜいたくな一杯といった感じです。 |