メディカルインタビュー 小児科編

新生児期から乳児期までの赤ちゃんに多く見られる「乳児湿疹」。早期に治療しないと、食物アレルギーを引き起こす恐れがあるそうです。専門の医師に詳しく聞きました。

ー乳児湿疹が長引くとどうなりますか。

久野 アトピー性皮膚炎や食物アレルギーになる可能性が高くなります。特に食物アレルギーは、命に関わる〝アナフィラキシーショック〟という危険な状態を引き起こす場合があるので注意が必要です。この症状が出ると、食事制限が必要になるため、保育園や幼稚園の入園を断られることがあります。

ー食物アレルギーになる原因は。

久野 湿疹により皮膚のバリアーが壊れると、そこから食物成分が体内に容易に入ってきます。口から入れば何の問題もない食物でも、皮膚から入ると、体がそれを異物(敵)と認識することがあります。すると、次に赤ちゃんがその食物を食べたとき、激しく拒絶反応を起こしてしまいます。じんましんや呼吸困難、腹痛、下痢などの症状のほか、最悪の場合、アナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。

ー食物アレルギーになるのを防ぐ方法を教えてください。

久野 湿疹が完治すれば皮膚バリアーが働いて、皮膚から食物成分が入りにくくなるため、食物アレルギーになるのを防ぐことができます。赤ちゃんは生後6カ月を過ぎると、かゆいところを自分で引っかくようになります。かくと湿疹の症状が悪化し、湿疹が完治するのに時間がかかります。乳児湿疹に気付いたらできるだけ早く受診し、適切な処置を受けましょう。詳しくは専門の医師にご相談ください。

さくら小児科 院長 久野 武氏

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