メディカルインタビュー 産科・婦人科編

生理前は、イライラしやすい女性が多いのでは。その原因であるPMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)について聞きました。

ーPMSとPMDDの症状とは。

牛島 PMSは、生理前にイライラした気分や情緒不安定、頭痛・腹痛、日中の眠気などを引き起こします。典型的なケースだと生理の約1週間前から症状が現れ、生理とともに軽くなります。程度は人それぞれですが、発症率は女性の約90%といわれています。一方、PMSより精神症状が強いPMDDは、生理前になると攻撃的になり、中には自殺願望を抱く、自傷行為に走るという人もいます。また、発症が生理の1~2週間前からと出現期間が長いです。いずれも診断基準があり、PMSは米国婦人科学会、PMDDは米国精神医学会の基準を用いています。

ー発症の原因は何ですか。

牛島 ホルモンバランスの乱れなど諸説あり、正確な原因はいまだ不明です。ただし、排卵を抑制すると発症しないことが分かっているので、排卵とともに分泌される黄体ホルモンが、セロトニン(うつ病にも関係している神経伝達物質)を減少させて発症すると考えられています。

うしじまクリニック 院長 牛島 英隆氏

うしじまクリニック 院長 牛島 英隆氏

ーどのように治療しますか。

牛島 薬物療法と精神療法を行います。PMSは、ピル(経口避妊薬)で症状が軽くなる、生理が終わると治まるという人もいます。PMDDは産婦人科や精神科で治療し、セロトニンの減少を抑える抗うつ薬やピルを、毎月、生理の2週間前から終わるまで服用する方法などがあります。個人差がとても大きいですが、最低1年間は症状を抑えた方が望ましいです。効果がない場合は総合病院の受診を勧めています。いずれも自費診療ですが、日常生活に支障を来す人は専門医に相談してください。

店舗情報

医療法人 英会 うしじまクリニック

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熊本市南区田迎4-7-23(平成けやき通り沿い)
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096-379-2727
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