メディカルインタビュー 美容外科編

生活の質を意味するQOL(クオリティー・オブ・ライフ)。体のコンプレックスが原因でQOLが低下する人が、夏は特に多いそうです。中でも悩みが多い「ワキガ・多汗症」と「豊胸」について話を聞きました。

―体の悩みでQOLが低下するとはどういうことでしょうか。

山田 「脇の汗のニオイが気になり、つり革が使えない」「胸の大きさが悩みで、友人と海水浴や温泉に行けない」など、体のコンプレックスが気になって、外出や人と会うことがおっくうになり、日常生活を楽しめない状態をいいます。治療することで悩みが解消されると、前向きな気持ちで暮らせるようになります。

―「ワキガ・多汗症」の治療法は。

山田 メスを使う必要がない“切らない治療”が有効です。一時的に発汗を抑えたい場合は、ボトックスを注射する方法があります。治療時間は両脇で約10分で、効果は半年ほどです。長期的な効果を希望する方には、電磁波を汗腺に照射する方法を勧めています。治療時間は両脇だと約60分。汗腺が破壊されるため、半永久的に効果が続きます。いずれの治療も、手足の多汗症や乳輪からのニオイにも効果的です。

―「豊胸」の場合はどのように。

山田 豊胸術はさまざまですが、“切らない治療”も可能です。一つは、ヒアルロン酸注射。体内にもともと存在する成分なので、1年から2年ほどで体に吸収されます。また、自分の脂肪を注入する方法もあります。脂肪に混ざった不純物や古い細胞を事前に取り除いておくと、より長い間バストに定着させることができます。いずれも注入量や注入箇所を細かく調整することで、左右のバランスを整えたり、しぼんでしまったバストにハリを与えたりできます。詳しくは専門医にお尋ねください。

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共立美容外科熊本

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