メディカルインタビュー 歯科編
機能性や審美性に優れたインプラント。最近は、インプラントと骨の結合力を高めるための技術が発達し、治療期間の短縮につながっているようです。詳しい話を専門医に聞きました。
―インプラント治療について教えてください。
前田 一般的に、チタンという金属製のインプラント(人工歯根)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療方法です。インプラントと顎の骨を強固に結合させることが治療の成否に大きく関わりますが、チタン製のインプラントを未使用のまま保管すると、時間の経過とともに血液をはじきやすくなり、骨を作る細胞がインプラントの周りに付きにくくなります。しかし、新しい技術で、親水性を高めたチタン製のインプラントが提供できるようになりました。
―それはどのような技術ですか。
前田 インプラントの表面に特殊な光を約1分間照射して親水性を高める「光機能化」という技術です。光機能化は、ほとんどのチタン製のインプラントに有効であり、インプラントが骨と結合する能力を引き上げることができるため、患者さんの骨の状態によらず治療が可能です。また、通常はインプラントを埋入して人工歯を固定するまでに3~4カ月かかるところ、光機能化によって1~2カ月で固定できるのも特長です。インプラント手術から固定式の歯の装着まで一日で完了する「即日固定式インプラント」への応用も有効です。保険適用外ですが、費用は従来のインプラント治療と変わりません。手術や治療期間などに不安を抱える患者さんも多いと思います。信頼できる歯科医師にしっかりと相談し、納得のいく治療を受けられるようにしてください。
熊本パール総合歯科クリニック 理事長/総院長 前田 明浩氏
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- 熊本市東区健軍3-24-22
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- 0120‐177‐461
- 店舗ホームページ
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- 診療時間/月曜~土曜9時30分~12時30分・14時~18時30分、日曜9時30分~12時30分・13時30分~17時30分
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- 隔週日曜、祝日・院内勉強会の日は休診
- 備考
- ※無料託児ルーム(要予約)完備 ※大江院、宇土院、桜町院もあり
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