歯茎の骨が小さくても 「骨造成法」で大きくすれば インプラント治療ができます

─「骨造成法」という治療があると聞きました。

佐藤 歯周病などが原因で歯茎の骨が細く小さくなってしまった場合に、薬剤を使って骨を大きくする治療法を「骨造成法」(自由診療)といいます。「インプラントしたいけれど、骨の幅が狭く、高さが足りないので治療ができない」と諦めていた患者さんにも、インプラントが可能になります。

─どんな手術ですか。

佐藤 まず、大きくしたい骨がある部分の歯肉を切開し、歯に小さな穴を開けて血流を促します。その穴に骨を造る薬剤を流し込んだ後、歯肉を縫合します。6カ月ほどかけてその薬剤が固まると、骨になります。手術にかかる時間は1時間程度で、痛み止めを使ってできるだけ患者さんのストレスを軽減しながら行います。この方法だと、歯の直径が3㎜ほどしかない場合でも、インプラント治療をするのに必要な直径6~7㎜まで大きくすることができます。また、造られた骨はもともとの骨と同じくらいの強度があります。

─手術は、日常生活に支障を来しませんか。

佐藤 手術後、多少の痛みはありますが、痛み止めである程度抑えることができます。また個人差はあるものの、骨が大きくなる過程で歯茎に違和感を覚えたり、拒否反応を起こしたりすることはほとんどありません。食生活も、普段通りで問題ありません。見た目も変わりませんので、治療中であることを周りに気付かれる心配もないでしょう。詳しくは専門医にお尋ねください。

佐藤歯科クリニック院長     佐藤 邦彦氏

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