メディカルインタビュー 美容外科編

容姿や体形の悩みを解消したい場合、長期休暇を使って施術を受けることが多いそうです。ただ、中には「何とかしたいけれど、施術は怖そう」と足踏みしている人も…。施術の内容や不安感への対処法について聞きました。

ー一重まぶたを二重まぶたにする施術について教えてください。

長島 まぶたを糸で縫い付けて二重にする埋没法があります。通常、まぶたを3点留めするのですが、その人の骨格、皮膚や脂肪の付き方などによっては、縫い付ける場所の点数や治療法を変える必要もあります。

ー鼻の形を整える方法も、いろいろあるそうですね。

長島 はい。例えばだんご鼻が気になる場合、まず、鼻の穴の縁に数ミリの切り込みを入れます。鼻柱(鼻の穴の間にある軟骨部分)の余分な脂肪を取り除き、左右の軟骨を縫合してシャープな鼻を形成します。鼻の穴を小さくしたいときは、鼻の穴や鼻翼(鼻の両側の膨らみ)の一部を切り取ります。

ー体に付いた脂肪はどうやって除去しますか。

長島 切らない、そして触らない脂肪除去法があります。1秒間に約2700万回の高周波エネルギーを照射する機器を使って、おなかや腰回り、太ももなどの脂肪細胞を加熱していきます。施術中は温かさを感じる程度。脂肪細胞は照射後2週間~1カ月たつと、尿や汗と一緒に体外へ排出されます。

ー不安や緊張を感じている方におすすめの鎮静法があると聞きました。

長島 「笑気吸入鎮静法」のことですね。施術を受ける前に、鼻にマスクを付けて笑気ガスを吸入します。これによりリラックスでき、緊張感や痛みが和らぎます。この鎮静法は小児歯科でもよく用いられていますよ。詳細は専門医にお尋ねください。

ながしまクリニック 理事長 長島 秀幸氏

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