メディカルインタビュー 産科・婦人科編

HIVウイルス感染者の中で、一部が“いきなりエイズ”と呼ばれているのをご存じですか。その危険性について、専門医に詳しく聞きました。

―“いきなりエイズ”とは。

牛島 通常、HIVウイルスの潜伏期間は10年ほどです。その間に感染が分かり、治療できれば、エイズの発症を防ぐことが可能です。今では、その場合の平均寿命は健康な人と変わらない、という報告もあります。反対に、発症して初めて感染が判明することを、最近は“いきなりエイズ”と呼んでいます。このような例は感染者全体の約3割にも上り、中でも、すでに重篤なケースが増加傾向にあります。さらに、症状以外の問題も懸念されます。

―どのような問題があるのですか。

牛島 発症の前後で治療の効果に大きな差があります。もちろん、発症後でもある程度は有効ですが、発症前と比べて明らかに劣ります。また、入院が必要な場合も多く、学業や仕事への影響も計り知れません。発症前なら、継続的な投薬治療や定期検査を受けることで、普通の人とほぼ同じような生活が送れることがほとんどです。

―感染時の症状や検査について教えてください。

牛島 HIVに感染すると、多くは2~3週間後に発熱や咽頭炎などのインフルエンザに似た症状が数日間続いた後、症状がない潜伏期間に入ります。コンドームを正しく使わず、不特定多数や同性と性的に接触するなどの行為に心当たりのある方は、今は問題がなくても検査を受けましょう。また、その他の性感染症が疑われる方も感染リスクが高いので、注意が必要です。検査は匿名かつ無料で、メール予約や夜間検査もできます。詳細は熊本市保健所や県のHPをご覧ください。

うしじまクリニック 院長 牛島 英隆氏

うしじまクリニック 院長 牛島 英隆氏

店舗情報

医療法人 英会 うしじまクリニック

住所
熊本市南区田迎4-7-23(平成けやき通り沿い)
TEL
096-379-2727
店舗ホームページ
http://www.ushijima-cl.com/
営業時間
平日9時~12時30分/14時~18時 土曜9時~12時30分/13時30分~15時30分
休業日
水曜/午後休診  日・祝/休診