メディカルインタビュー 消化器内科編

日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる、といわれる時代。でも早期に発見し治療すれば、がんによる死亡率は減らすことができます。早期発見につながる定期検診の重要性について聞きました。

─早期発見で、がんで亡くなるリスクを減らせますか。

塩屋 がんは、あらゆる病気の中で最も死亡率の高い病気で、日本人の死因第1位を長年占めています。がんが恐ろしいのは、初期には自覚症状がなく、異常を感じた時はすでに進行していた、というケースが少なくない点です。現在は検査法や治療法が進み、早期に発見し治療をすることで、がんによる死亡率を減少させることができます。そのためには、年に1回の定期検診が大切です。

─どんな検査で分かりますか。

塩屋 一般的な健診で見つかることも多いですが、カメラや超音波などを使った検査が有効です。胃がん検診は、40歳以上で年に1回の受診が望ましいとされています。大腸がん検診(便潜血検査)も年に1回は行い、便潜血陽性の場合は、全大腸内視鏡検査を受けることで大腸がん死亡率を減少させることが証明されています。また、ピロリ菌感染は胃がんの発症リスクとの関連が分かっていますので、慢性胃炎と診断された際は、ピロリ菌の感染の有無を調べ、陽性の場合は1週間の内服治療による除菌治療が推奨されています。

しおや 内科・内視鏡クリニック          院長 塩屋 公孝氏

─3月から、熊本市が行う胃がん検診が変わっているそうですね。

塩屋 熊本市在住50歳以上で、2019年度中に偶数年齢になる方は、胃透視検査(バリウム、自己負担1000円)と胃内視鏡検査(胃カメラ、同3000円)のいずれかを選択できるようになりました。予防も大切ですが治るうちに見つけることも重要です。詳細は専門医に相談を。

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しおや内科・内視鏡クリニック

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