メディカルインタビュー 婦人科編

咳やくしゃみをしたり、重い荷物を持ったりした時に尿が漏れ、日常的に悩んでいる女性は少なくないそうです。原因や治療法について聞きました。

─尿漏れに悩む女性が多いと聞きます。

平井 ぼうこうや子宮、腸などを支えている「骨盤底筋群」という筋肉の力が、妊娠・出産、加齢、運動不足などによって低下し、腟や尿道が十分に締まらなくなることで尿漏れが起こりやすくなります。「荷物を持つ」「くしゃみや咳をする」など、おなかに力が入った拍子に尿が漏れることが多いため、外出や趣味のスポーツなどを敬遠する人もいます。

─尿漏れで受診するのはためらわれそうですが。

平井 日頃から違和感を覚えつつも、羞恥心から家族や友人にも相談できず一人で悩んでいる人は多いようです。しかし、尿漏れや腟の緩みは生活の質を低下させ、本人の大きなストレスにもなります。また、受診をためらうことで症状が進行することもあります。婦人科だからといって必ずしも内診を行うわけではありませんので、我慢せずにまずは相談することが大切です。

─治療法はありますか。

平井 薬物治療やトレーニング指導のほか、自由診療ですが、尿道周辺に高周波を当てて、コラーゲンの生成を促す方法があります。尿道やデリケートゾーンの引き締め(腟圧の向上)のほか、帯下(おりもの)の臭いの改善も期待できます。治療にかかる時間は1回約30分で、痛みや体への負担も少なくて済みます。症状や治療法などは、専門医にお尋ねください。快適な生活を送るためにも、まずは一歩を踏み出していただきたいですね。

聖アンナレディスクリニック 院長  平井 伸幸氏

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