メディカルインタビュー矯正歯科編

歯並びを整える歯科矯正にはさまざまな治療法があります。最近は、治療していることが目立ちにくい、歯の裏側に装置を着ける矯正法を選ぶ人が増えているそうです。歯科医に詳しく聞きました。

─「舌側矯正」とは。

上村 歯の裏側に矯正装置を着ける治療法(自由診療)で、正面から見たときに治療していることが目立ちにくいといった特長があります。「表側に装置を着ける場合と比べて痛みがある」「口内炎ができやすい」などのイメージを持つ人もいるようですが、装置の調整法や種類によって、痛みを少なくしたり、口内炎をできにくくしたりすることができます。また、表側に装着する場合と比べ、歯に付いた汚れが唾液によって流されやすいため、虫歯になる可能性も低くなるといわれています。装着後、しばらくは違和感があるかもしれませんが、徐々に慣れていきます。治療期間は他の矯正法とほとんど変わりません。

─この矯正法は、歯並びのでこぼこが著しい場合も適用できますか。

上村 はい、歯並びが悪いほとんどのケースで適用可能です。しかし、歯科医の技術や経験値、専属の歯科技工士の有無などによっては、矯正の仕上がりや治療期間に差が出ることがありますので、いくつかの歯科医に相談されることをお勧めします。また矯正治療は長期間の治療になることも少なくありません。女性の患者さんの場合、結婚する前に矯正治療を始め、その後、治療中に結婚、妊娠、出産を経験することもあります。そのため、交通の便の良さや予約の取りやすさはもちろん、キッズスペース・授乳室の設備がある、保育士がいるかなども歯科医を選ぶ際のポイントです。歯科医は慎重に選んでください。

熊本駅前矯正歯科クリニック 院長 上村 裕希氏

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