メディカルインタビュー歯科編

わが子の歯並びに矯正治療が必要かどうか、悩む人は多いようです。子どもの歯並びに影響するといわれる口呼吸や、治療方法について聞きました。

─子どもの歯並びと口呼吸の関係とは。

前田 乳歯から永久歯に生え替わる混合歯列期は、顎の骨が盛んに発達し、正しいかみ合わせを作るための大切な時期です。しかし、口呼吸を続けると、舌が無意識に前方や下方にずれ、上顎を成長させる力が弱まります。その結果、歯並びやお顔立ちにも影響を及ぼすため、子どものうちから、そういった癖を直すことをお勧めします。

─近年、歯科矯正の技術が発達しているそうですね。

前田 その一つが、マウスピースによる矯正治療です(自由診療)。3Dのデジタルスキャナーで撮影した口腔(こうくう)内の精密なデータを基に、歯科医師が細かく審査・診断を行い、マウスピースを設計します。薄くて透明なので、装着時の違和感や見た目によるストレスが軽減されます。また、食事や歯磨きの際は簡単に取り外すことができます。最近は、子ども用のマウスピースも開発されています。

─子どもの歯もマウスピースで矯正できるのですね。

前田 8歳くらいまでは、歯並びを悪くする原因から治すマウスピースを使い、顎の成長が収まる頃は歯並びを治すマウスピースを使い分けます。子どもの矯正治療は、長期的な視点で治療を計画する必要があります。納得のいく治療を受けるためにも、歯科医師の経験・技術などを総合的に判断してください。各医院のHPを見て情報収集することもお勧めです。詳しくは専門医にご相談ください。

熊本パール総合歯科クリニック 副院長 前田 貴代江氏

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