メディカルインタビュー 美容皮膚科編

同窓会や忘・新年会など、これからの季節はイベントがめじろ押し。人と会う機会が増えることから、「できれば若々しい印象を与えたい」と望む女性は多いそうです。そこで、たるみの治療法について話を聞きました。

─顔がたるむ原因は何ですか。

山尾 主な原因は、加齢や乾燥、紫外線です。これらの影響で皮膚内のコラーゲンやエラスチンが減少したり、皮膚深部の筋膜が緩んだりすると、たるみが引き起こされます。

─リフトアップする治療法を教えてください。

山尾 HIFU(高密度焦点式超音波)という医療機器を使い、真皮層と筋膜層を同時に刺激する治療法があります。浅い層から深い層までしっかり引き締めるので、特に顎下や頬のたるみなどに有効です。「年を重ねるごとに頬がたるんで、顔が四角形になった」と感じる方に適しています。この治療法だと、深いシワも目立ちにくくなりますよ。

─シワにも対応できるそうですね。

山尾 はい。HIFUを使って皮膚の浅い層のみを刺激することも可能です。真皮層の浅い部分に熱を高速連写していきます。HIFUは眉毛に影響なく照射できるので、上まぶたのたるみを引き上げられます。肌に刺激を与えることでハリが出るため、目元の小ジワも目立たなくなります。肌の状態などに合わせて医師に提案してもらいましょう。

─これらの治療法の特徴を教えてください。

山尾 いずれもダウンタイム(回復期間)が短い方法で、施術後すぐにメークをして帰宅することが可能です。施術直後からリフトアップの効果を感じられ、1週間程度かけて肌の変化も表れますし、持続も期待できます。詳しくは専門医にご相談ください。

ワイズ スキンケアクリニック 院長 山尾 依子氏

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