メディカルインタビュー 美容外科編
「頬がたるんで年齢より老けて見られる」「軽い気持ちで入れてしまったタトゥーを消したい」…。このような悩みがあっても、手術をためらう人は多いのでは。そんな方に適した“切らない治療”について聞きました。
─まぶたや頬のたるみが気になります。
山田 上まぶたのたるみは、医療用の糸を使って施術します。まぶたを引き上げる筋肉である挙筋(きょきん)を引き寄せ合う方法と、一部を畳む方法があり、いずれもまぶたの裏側から糸を通すので傷痕は見えません。頬の場合、いくつか方法があります。例えば、超音波を肌の筋層に照射して刺激することで、たるんだ皮膚を持ち上げます。また、切らないリフトアップ術の「PDO(100%生体適合性極細糸)リフト」でも改善できます。皮下の筋膜に糸を挿入し、皮膚の内側からたるみを引き上げます。極細の針や糸を使用するので、傷口は最小限で済む上、糸による刺激が肌の引き締めにもつながります。糸は数カ月かけて皮膚に吸収されます。
─首のたるみにも有効ですか。
山田 はい、改善可能です。たるみだけでなくシワにも適しています。ただし、たるみの状態が重い方には、肌の深部に働きかける「高周波(RF)治療」や、毛髪の中などの目立たない部分から皮膚を引き上げる「フェイスリフト」のほうがよいでしょう。
─入れ墨を除去したい場合は。
山田 レーザーで色素を徐々に薄くしていきます。施術の頻度は2~3カ月に1回程度。2~5回でかなり薄くなり、10回以上で目立たなくなります。アートメーク(眉の入れ墨)も取り除けますが、色は黒・赤・青・茶の4色です。症状によって治療法はさまざまなので、まずは専門医と相談しましょう。
共立美容外科熊本 院長 山田 雅明氏
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