【415号】すぱいすフォーカス – ヘアアイロンでつくるこなれ感 ゆるふわヘア

自分で髪を巻いてもワンパターンになってしまい、いまいちあか抜けない…と思うことはありませんか。今注目の、くせ毛のように無造作でふんわりとしたヘアスタイルは、ヘアアイロンで簡単につくれるそう。自宅でできる“ゆるふわ”ヘアのつくり方を教えてもらいました。

ラフスタイルが旬 三つ編みで時短テク

「数年前はカールがはっきりした巻き髪がはやっていましたが、今は寝ぐせのようにラフで“ゆるふわ”なヘアスタイルが旬の髪形です」と話すのは『Be‐STAFF』の古山琴香さん。不器用な人や、時間がないときにおすすめの裏技は三つ編みだそう。「先に三つ編みで癖を付けておけば、髪の表面だけにヘアアイロンを使って、簡単にゆるふわヘアが作れますよ」と古山さん。いつもと違う髪形に挑戦して、印象を変えてみませんか。

教えてくれた人

古山琴香さん

メーク・ネイル・ヘアが学べる総合美容スクール「Be‐STAFF」(中央区上通)で、ヘアメークアップアーティスト兼スクールカウンセラーとして活躍。

古山琴香さん


ゆるふわヘアの作り方

1.ブロー

髪をしっかり乾かします。完全に乾いていない状態でヘアアイロンを使うと、髪が傷む原因に。カール用ローションを付けた後も、しっかり乾かして。

2.ブロッキング

上半分の髪を分けてピンで留めておき、下半分の髪から巻きます。その後はブロッキングした髪を少しずつ下ろして、巻いていきます。

3.ヘアアイロンで巻く

カールアイロンは140℃以下、ストレートアイロンは170℃~180℃が適温。当てる時間は1カ所に3秒以内にしましょう。癖が付きにくい人は温度を高めに、癖が付きやすい人やカールを緩めにしたいときは温度を低めに設定します。


ロング

思わず触りたくなる愛されヘア

ツイスト巻き

髪の毛束を取り、ねじった状態でコテに巻き付けていきます。ねじることで、巻き髪とウエーブが組み合わさった絶妙なシルエットがつくれます。最後に毛束を散らすと、無造作な動きが特徴の軽やかなヘアスタイルに。先に三つ編みで癖を付けると時短にもなりグッド。

コテの直径が25mmのカールアイロンを使用。細めのコテは動きを出したいときに

縦にねじった毛束をカールアイロンに巻き付けます

POINT
縦にねじった毛束をカールアイロンに巻き付けます。髪を少量ずつ巻くと、より動きが出せます

POINT
先に三つ編みで癖付け。時間がないときは、少しぬれた三つ編みをドライヤーで乾かすと早く仕上がります ☆他のヘアスタイルにも活用できますよ


ミディアム

ストレートアイロンでニュアンスを出す

ウェーブ

くせ毛のような、こなれたニュアンスを出すのに、ストレートアイロンが活躍。毛束を取ってストレートアイロンで挟み、根元に近いほうから内、外と交互に角度をつけながら毛先のほうにずらしていきます。トップ部分は毛束を頭皮から垂直に持ち上げるようにしてアイロンを使うと、根元にボリュームが出せます。

ストレートアイロンを使用

ストレートアイロンを使用。ナチュラルな印象のウエーブに

POINT
角度をつけるほど、しっかりとしたウエーブになります。好みのウエーブに調整してみて


ミディアム

大きなカールで大人かわいい印象に

カール

向きの違う大きなカールが特徴のヘアスタイル。外巻きと内巻きを組み合わせて動きを出すことで、甘過ぎない軽やかな印象に。髪が多く、重たくなりがちな人にもおすすめのヘアスタイルです。仕上げは手で毛先をくしゃっと握ってなじませると、空気を含んでふんわりとなります。

コテの直径が32mmのカールアイロンを使用。太めのコテを使うことでふんわり大きなカールが作れます

襟足は外巻き、上の髪は内巻きに

襟足は外巻き、上の髪は内巻きに。上の髪を巻くときはコテを髪に対して垂直に巻きます

襟足は外巻き、上の髪は内巻きに


古山さんおすすめのスタイリング剤

STYLING ITEM
ニゼル ブライトアップ ヴェール/ミルボン

やわらかさやつやが出るワックススプレー。一番最後の仕上げに。

ザ・プロダクト/COCOBUY

バタータイプのヘアワックス。毛束感を出したいときに。今回はウエーブヘアに使用。

カールセット ローション/マシェリ

巻く前になじませるとカールが長持ちします。

ウェーボ デザインキューブ ライトワックス/デミ コスメティクス

やわらかく、ふんわりしたスタイルに。今回はカールヘアに使用。

ベビーオイル/ジョンソンアンド ジョンソン

ウエットなつやが出せます。今回はツイスト巻きに使用。

[取材協力/Be‐STAFF]