【507号】すぱいすフォーカス – プチ断食で腸内環境を整える

年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎで胃腸の調子が今イチなあなたに!

新たな年が幕を開けて半月が過ぎました。でも、まだ何となく“正月疲れ”を引きずっているあなた。その疲れ、もしかすると年末年始の暴飲・暴食からきている胃腸の疲れが原因かも。腸内環境をリセットする「プチ断食」で、おなかも体もスッキリさせませんか!


本来、修行などのために絶食する行為を言う「断食」。最近はドリンクなどで栄養を補いながら行うファスティングも含まれますが、目的は、あくまで胃腸を休ませて調子を整えること。食事を抜いてダイエットするためのものではありません。

準備期間と回復期間を合わせて1週間ほどかけてやるのが一般的ですが、初めての人は無理のないよう、週末などを利用して3日間程度で行う方がよいでしょう。

年末年始など、ついつい食べ過ぎてしまう時期は、消化に時間がかかってしまい、睡眠の質も下がります。そうした胃腸への負担は、血行や体温調節をコントロールする自律神経の不調にもつながります。それを解消するには、悪玉菌が増えてしまった腸内環境を一度リセットし、自律神経の働きを整えるのが有効です。

また、断食には胃腸がスッキリするだけでなく、便秘が改善されるなどの効果もあります。一方、断食中に目まいや倦怠(けんたい)感を感じたり、筋肉量が落ちるなどのデメリットもあるので、なるべく〝自己流〟で行うのは避け、専門家のアドバイスを受けながらやりましょう。

この人に話を聞きました!

日本赤十字社 熊本健康管理センター 管理栄養士
嶋田けいさん


プチ断食を行う上での注意点

(1)

いきなり食事を抜くのは避け、最初の1~2日で少しずつ食事量を減らす

(2)

脱水を起こさないよう、小まめに水分補給を!

(3)

肝臓に負担がかかるのでアルコールやカフェイン(コーヒーなど)は避ける

(4)

断食を終えた後の回復期に”ドカ食い”をしない!
(胃への負担だけでなく、急激な血糖値の上昇や体重のリバウンドを招く)

こんな人はプチ断食を避けましょう!

●BMI18.5未満の「やせ」の人
●妊娠中や生理中の人
●仕事が多忙でストレスの多い人
●成長期の子ども など


私たちもやりました! 〜体験者の声〜

意外にもつらい「食べ始め」 終わった後は肌もきれいに!

これまで2度、プチ断食を実践。最初はダイエット目的でしたが、2度目は腸内環境のリセットのためにやりました。断食期間中は意外にも空腹感はなく、逆に回復のために食事を取り始めてからの方がつらかったです。断食後は食べる量が減り、肉や脂っこいものをそれほど「食べたい!」と思わなくなりました。それと、肌がきれいになりました(笑)。

野﨑さんのプチ断食法

1・2日目 ご飯の量を減らし、そのほかはみそ汁、ナッツ類だけに(アルコール、タンパク質、小麦などは控える)
3~5日目 食事はなし(酵素ドリンクやマルチビタミン、具なしみそ汁などで栄養補給)
6・7日目 少しずつ食事・ご飯の量を増やしていく

野﨑靖弘さん


断食中は頭がスッキリ! 生活習慣の改善にも一役

昨年、年に4回プチ断食を行いました。「健康のために何かしないと」と思い、まず体の中(腸内環境)をきれいにしようと考えたのがきっかけでした。断食中は体が軽く感じるのはもちろん、頭がスッキリした感覚があり、思考も前向きになりました。終わった後も食事に気を付けるようになったので、生活習慣の改善にも役立ちました。

田川さんのプチ断食法

1・2日目 食べ物はおかゆ、かけうどんのみ
3~5日目 食事はなし(アロエベラジュース、コエンザイムQ10、蜂蜜などで栄養補給)
6・7日目 おかゆ、かけうどんのみで回復させる

田川貴子さん


注意!

断食やファスティングは、あくまで腸内環境を整えるのが目的です。
食事制限によるダイエットを自己判断で行うと健康を害する恐れもあるので、管理栄養士などに相談してから始めましょう。