新型コロナウイルスによる肺炎について、連日ニュースが流れています。感染しても通常の風邪程度の症状でとどまるものが多いのですが、中には深刻な呼吸器疾患を引き起こす場合があります。感染の拡大を防ぐために、日常生活でどんなことに気を付ければいいのでしょうか。熊本市保健所の長野俊郎所長に聞きました。

新型コロナウイルス肺炎対策 まずは体調管理!

新型コロナウイルスの潜伏期間は、世界保健機関(WHO)によると、現時点では1日~12・5日(多くは5~6日)とされています。感染の経路は、感染者のくしゃみや、せき、つばなどの「飛まつ感染」と、ウイルスに触れた手で口や鼻を触ることによる「接触感染」が考えられます。

■予防するには

まずは、バランスの良い食事や十分な睡眠を取り、体調管理に気を付けましょう。さらに、小まめな手洗い(流水・アルコール消毒液など)を基本に、せきやくしゃみの症状がある場合は、正しくマスクを着用し、「せきエチケット」を心掛けることが大切です。

手の洗い方

(1)手を流水でしっかりぬらす
(2)せっけんをしっかり泡立てる
(3)15秒~30秒間、こする(指先や爪、指の間、手首まで入念に)
(4)流水でしっかり洗い流す
※外出先などでは、アルコールを含むペーパーや、ウエットティッシュで小まめに手を拭く。ペーパーやティッシュは捨てる
※手が荒れないように、ハンドクリームなどでのケアも忘れずに!

せきエチケット

・マスクの着用
・マスクがない場合、ティッシュやハンカチで口、鼻を覆う
・とっさのときには袖や上着の内側で口、鼻を覆う


■気になる症状がある場合

発熱など風邪の症状や体調がすぐれない場合は、無理をせず、学校や仕事を休むことを勧めます。まずは一般の医療機関を受診して。

風邪などの症状に加え、感染者との濃厚接触がある、渡航歴、既往症など、気になることがある方は、受診の前に下記の専用電話相談窓口に連絡してください。聞き取りの結果、感染が疑わしい場合は担当者が「帰国者・接触者外来」の受診を促します。
※妊婦で気になる症状があるときには、受診前に、かかりつけの産婦人科医に電話で相談を。

感染の疑いがある症状

・風邪の症状や37.5度以上の熱が4日以上続く
※高齢者や基礎疾患がある方、妊婦は2日程度
・のどの痛み、長引くせき(1週間程度)、強いだるさや息苦しさ


■マスクの予防効果

混み合った場所や、一つの部屋に多くの人数でいる場合、乗り物など、換気が不十分な場所で予防的にマスクを使用することは対策の一つといえます。使用時には正しいマスクの着用を心掛けて。

正しいマスクの着用