メディカルインタビュー 産科・婦人科編

現在、2000人に1人程度の割合で難聴の赤ちゃんが生まれるといわれています。聴覚に異常がないかを調べられる新生児聴覚スクリーニング検査と治療法について、専門医に詳しく聞きました

ーなぜ検査が必要なのですか。

牛島 難聴の原因は、先天性の遺伝や、胎児の時のウイルス・寄生虫感染などさまざまですが、いずれの場合も人工内耳(ないじ)という補助器具で治療できます。この治療はなるべく早く始めることが大切で、1歳6カ月ごろから治療できれば、通常とほとんど同じ聴覚機能を得ることが可能です。逆に治療が遅れると、人工内耳を使っても手話などが必要になることがあります。そのため、赤ちゃん全員が生後数日以内に検査すべきなのですが、実施率は自治体によって異なります。昨年度、未検査の赤ちゃんが約10万人もいたことが最近判明し、問題視されています。また、検査方法には、簡易検査の耳音響放射(OAE)と、自動聴性脳幹反応(AABR)の2種類があります。どちらを受けるかは、専門医と相談してください

うしじまクリニック院長 牛島 英隆氏

ーその他、注意すべきことはありますか。

牛島 検査に合格したものの、その後に先天性難聴が明らかになったケースが13例あります。特定の遺伝子が原因とされていますが、詳しくは分かっていません。検査結果に問題がなくても、日頃から次のような赤ちゃんの様子には注意しましょう。(1)大きな音にびっくりしない。(2)生後6カ月を過ぎても音の方向を向かない、音のまねをしない。(3)生後9カ月でも全くおしゃべりしない。(4)3歳までに単語をしゃべらない。(5)言葉の代わりにジェスチャーする。少しでも気になることがあれば、早めに専門医を受診しましょう。

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医療法人 英会 うしじまクリニック

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