[メディカル百科]耳鼻咽喉科編

秋はブタクサやヨモギなどの花粉のほか、ハウスダストによるアレルギー症状に悩む人が急増するそうです。治療法について聞きました。

─秋も花粉によるアレルギー症状に悩まされる人がいるのですか。

花粉症というと春のスギ、ヒノキのイメージが強いですが、実は秋も、ブタクサやヨモギなど雑草の花粉によるアレルギー症状に悩む人が多いようです。症状は、喉のイガイガや鼻水、目のかゆみ、せきなど、人によってさまざま。風邪で同じ症状が現れる人も多いので、アレルギーによるものなのか、しっかりと検査し適切な治療をすることが肝要です。

─ダニが原因のアレルギーもこの季節増えるそうですね。

夏に繁殖したダニは約3カ月で活動を終えます。その死骸やフンなどが増えるのが秋。寝具やカーペットに蓄積されたものを吸い込むことでアレルギーを発症します。特に寝具の洗濯や部屋の掃除を小まめに行うことが大切です。

─ダニアレルギーの治療には舌下免疫療法なども有効と聞きます。

舌の下に薬を置くだけの舌下免疫療法は、家庭でできる治療として多くの人が始めています。スギ花粉やダニによるアレルギーに関しては1~3年の継続治療で根治できる可能性が高まります。アレルギー発症は近年、低年齢化しており、お子さまの治療法として選ばれるケースも増えています。アレルギーを発症してしまうと、不快な症状に加え、集中力低下など発達に影響を及ぼすことも。早めにアレルギーの原因を明確にし、治療を始められることをお勧めします。今は、採血ができない低年齢のお子さんも可能な簡易検査方法があり、約30分で主要アレルゲンの検査ができます。症状がある人はお気軽にお尋ねください。

田崎橋耳鼻咽喉科クリニック 院長 杉野 赳浩氏