[メディカル百科]美容外科編

体に気になるところがあると生活の質まで低下してしまいます。悩んでいる人は多いそうで、中でも相談が多いのが「シミ・シワ・たるみ」「入れ墨(タトゥー)除去」「ワキガ・多汗症」。治療法について聞きました。

─「シミ・シワ・たるみ」の治療法について教えてください。

体への負担や日常生活への影響に不安がある方には、手術をしない“切らない治療”を勧めています。シミの場合は、原因となるメラニン色素にレーザーを照射し薄くする方法があります。ただし肝斑のように逆に濃くなるものもあるため、正しい診断が必要です。シワにはヒアルロン酸を注入してシワの溝を押し上げる方法を用います。たるみには、極細の針と医療用の糸を使って皮膚の内側からたるみを引き上げる糸リフトが有効です。糸は数カ月かけて皮膚に吸収されます。

─入れ墨(タトゥー)を除去したい場合は。

レーザーを使って色素を破壊し徐々に薄くします。施術の頻度は2~3カ月に1回程度。2~5回でかなり薄くなり、10回以上で目立たなくなります。アートメーク(眉の入れ墨)も取り除けますが、消せるのは黒・赤・青・茶の4色です。

─ワキガや多汗症はどのように。

代表的なのはレーザー治療です。脇などの患部に照射し汗腺を破壊することで、半永久的な効果が見込めます。施術時間は両脇で約60分。施術中の痛みは麻酔で軽減できます。一時的に発汗を抑えたい場合にはボトックス注射が有効です。効果は約半年間で、施術時間は両脇で約10分です。どちらの治療法でも手足の多汗症も改善できます。いずれも手術なしの“切らない治療”で、患者さんの生活の質の向上が期待できます。詳しくは専門医にご相談ください。

共立美容外科熊本 院長 山田 雅明氏