[メディカル百科]美容皮膚科編

秋は抜け毛のシーズンといわれています。男性だけでなく、女性も薄毛に悩む人が多く、薄毛の原因はそれぞれ違うそうです。皮膚科での専門的な薄毛治療について、詳しく話を聞きました。

─男性の薄毛の原因について教えてください。

男性の場合、人間の生命活動によって発生する還元酵素が、薄毛を引き起こすジヒドロテストステロンという物質を生成することで、薄毛につながることが多いです。近年、このジヒドロテストステロンの生成をブロックする内服薬が認可されました。抜け毛の進行を遅らせる効果が認められており、副作用として初期脱毛が挙げられます。

─ほかにも、男性に適した薄毛治療はありますか。

外用薬として認可されている、ミノキシジルという治療薬があります。個人で輸入する人もいるようですが、副作用が重篤なことがあるため、個人での使用は危険が伴います。発毛効果は期待できるので、薄毛治療に精通した専門医から助言を受けながら使用することが重要です。

─女性の薄毛の原因は、男性とは違うのでしょうか。

女性の抜け毛は、主にホルモンバランスの乱れが原因として考えられます。部分的ではなく、全体的に髪が抜けてしまうびまん性脱毛が症状として多く、髪のボリュームが減ってしまったと悩む女性がよく相談に来られます。びまん性脱毛の場合、局所に外用薬を使用してもあまり効果が期待できないため、ホルモンバランスを整えながら血行を改善する内服薬や外用薬を取り入れます。このように、男性と女性で薄毛の原因・治療方法は異なるため、薄毛については経験豊富な専門医にお尋ねください。

駕町 太田皮ふ科 院長 太田 浩平氏