[メディカル百科]整形外科編

スポーツによる外傷や使い過ぎ、加齢などで起こる肩の疾患。ここ数年、筋膜(ハイドロ)リリースという新たな治療法が注目されています。11月に開業する整形外科医の堤院長に、詳しく聞きました。

─一般整形外科とリハビリテーション科、スポーツ整形外科の診療科目があります。どのような治療に力を注がれますか。

当院では、加齢による痛み、骨折やスポーツによるけがなど上肢・下肢の痛みに対して幅広く治療を行います。X線や超音波での診断結果に基づいて、まずは手術をしない治療を試みます。

─新しい肩疾患の治療法を取り入れていると聞きました。

筋膜(ハイドロ)リリースという治療法で、五十肩や肩こり、加齢性疾患、スポーツ外傷など多くの疾患や関節痛に有効です。エコーで確認しながら筋膜や神経周囲に薬剤を注入することで、関節や神経の周りに癒着している組織をリリース(剝離)します。痛みが少なくなり、関節の動きの改善が期待できます。

─他の治療法も教えてください。

他にエコーを利用したサイレントマニュピレーションという治療法もあります。肩の動きが著しく悪い(肩関節拘縮)の際に、肩を支配する神経にブロック注射をし、痛みを取り除いた状態でゆっくり関節を動かし動きを良くしていきます。いずれも外来でできる治療法です。保存的治療で改善が見られない場合は手術となりますが、これまで全身の外傷や肩、肘、股、膝関節の疾患を中心に手術を行ってきた豊富な経験や知見から患者さんに合った治療方針を提供します。

─広いリハビリ室が2階と3階に併設されています。

術後や関節疾患のリハビリ室とスポーツリハビリに特化したスペースを完備し、救急病院やスポーツの現場で経験を積んだ理学療法士による的確なリハビリを行います。最新のエコー機器を完備しており、スポーツによる骨折や脱臼、靭帯損傷、肉離れ、腱の炎症など的確な診断も可能です。痛みの原因をしっかりと見極め、早く治る治療を提案することでコストパフォーマンスがいい質の高い医療を目指します。上肢の痛みやスポーツ外傷、手術に関することなど安心して当院にご相談ください。

上水前寺つつみ整形外科
院長 堤 康次郎氏
鹿児島大学医学部卒業、熊本大学病院、熊本中央病院、下関厚生病院勤務。済生会熊本病院では整形外科副部長を務める