[メディカル百科]眼科編

新型コロナの感染者数が減少したとはいえ、眼科の診療を控える人は依然多いそう。定期的な通院の重要性と病院の感染防止策を専門医に聞きました。

─コロナの感染者数が大幅に減少しましたが、まだ感染が怖いと眼科診療を控えている人はいますか。

特に高齢の患者さんにそのような方がおられるようで、受診のペースが乱れたり、長期間来院されなかったりというケースが見られます。

─診療が必要なのに通院を怠れば、どのような支障がありますか。

定期的な診療を要するのは高齢者に多い緑内障や加齢黄斑変性、糖尿病網膜症。特に緑内障は罹患(りかん)したら悪化するだけという一方通行の病気です。自覚症状が出づらいため、早期発見は困難です。久しぶりに病院に来たら、ステージが進んでいて既に手遅れというケースもあり、最悪の場合は失明につながりかねません。このため、適切なペースでの通院が必要です。定期的に受診していただければ、眼圧検査や視野検査で症状を見ながら、投薬で病気の進行を抑えることができます。

─岩上眼科ではどのような感染防止策を講じていますか。

まず、来院者の消毒と体温チェックを行います。院内は換気扇や通気口など換気設備が整い、寒い時季も暖房が効いたまま自動的に空気の入れ替えがなされます。待合室の椅子は間隔を空けて、ソーシャルディスタンスを保っています。診察では医師がN95マスクとサージカルキャップを装着し、手袋は患者さんごとに交換します。患者さんもマスク着用で、鼻にテープを貼ってくしゃみや上への息漏れを防ぐようにしています。当院は予約制なので、3密回避も図られています。今では多くの方がワクチンを接種済みなので、安心して受診していただきたいですね。

岩上眼科 院長 岩上 英一氏