[メディカル百科]泌尿器科編

トイレが近くなる原因を、年齢のせいと諦めていませんか。その症状、もしかしたら過活動膀胱かも知れません。泌尿器科の専門医に聞きました。

─年齢とともに排尿に関する悩みを抱える人が多くなると聞きます。

排尿に関する調査では、40歳以上の男女の約7人に1人は、夜間1回以上排尿に起きたり(夜間頻尿)、急に尿がしたくなり我慢が難しかったり(尿意切迫感)、尿が漏れたりする(切迫性尿失禁)などの症状があると言われています。これを「年齢のせい」と思い、そのままにしている人も多いのではないでしょうか。しかしこれは過活動膀胱という疾患で、膀胱が本人の意思とは関係なく過敏に収縮して起こるもので、治療により改善する可能性があります。

─過活動膀胱の診断は。

まずは過活動膀胱の症状について質問票を用いて問診し点数化します。膀胱の炎症などでも同じような症状を起こすことがありますので必ず尿検査も行います。また、排尿直後の残尿測定のほか、必要に応じて腹部エコーの検査を追加し診断します。

─トイレが気になると日常生活で困ることもありますよね。

そうですね。急な尿意を恐れ、トイレの場所を確認していないと安心できないなどの理由で本来、楽しいはずの外出がおっくうになるという人もいます。以前は治療薬で便秘や口の渇きなどを訴える方もいましたが、最近は副作用の少ない薬の処方も可能です。また、中には膀胱がんや尿路結石、膀胱炎などから尿意切迫感などが起きている場合もありますので、注意が必要です。「排尿の相談は恥ずかしい」とためらわず、専門医に相談して楽しい日常を取り戻してほしいですね。気になる症状がある方は早めにご相談ください。

えず総合診療所 副院長 木谷 公亮氏

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