眼科編
悩ましい花粉症の季節が到来します。目の病気はアレルギー性結膜炎で、とにかく早めの手立てが有効だそう。専門医に対策や治療法を聞きました。
─花粉症に伴う目の病気とはどのようなものですか。
花粉がアレルゲン(アレルギーの原因物質)となる季節性のアレルギー性結膜炎です。多くの人は2月半ばから3月にかけて飛散するスギ花粉によって発症します。症状は目のかゆみや充血、腫れ、異物感などで、さらさらした目やにが出ることもあります。
─効果的な対処法はありますか。
お勧めしたいのは、アレルギー症状が出る前に眼科医を受診し、目薬を処方してもらって点眼する「初期療法」です。これにより、症状が出る期間の短縮と症状の軽減が期待できます。
─治療ではどのような目薬を用いますか。
かゆみを抑える場合には、抗ヒスタミンなどの抗アレルギー点眼薬を投与します。症状が強ければステロイド点眼薬も併用しますが、これは副作用を伴うこともあるため医師の指示に忠実に従って使用することが大切です。
─これから花粉症シーズンを迎えますが、気を付けることは。
今春のスギ花粉の飛散量は記録的なものになるという予想も出ており、特に毎年罹患(りかん)する人はマスクや眼鏡、ゴーグルなどで防護を心掛けてください。点眼治療の際に留意してほしいのは、もし症状が和らいだとしても途中でやめず、処方された薬を使いきるということです。花粉症は誰もがかかる可能性があります。アレルギー体質ではないという人が突然罹患するケースも多々ありますので、気になったら早めに眼科医を受診してください。
岩上眼科 院長 岩上 英一氏
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