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「たかが便秘」の認識は要注意 50歳を過ぎたら内視鏡の検査を【メディカル百科】

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内科編

子どもや高齢者まで、多くの人が悩む便秘。たかが便秘と思っていると、大腸がんなど予期せぬ病気が潜んでいることもあるそう。専門医に詳しく聞きました。

─便秘とはどのような状態を指すのでしょう。

一般的には、本来体の外に排出すべき便を十分な量、快適に排出できない状態を言います。この症状が6カ月以上続く場合を慢性便秘と呼びます。また硬くて力まないと出ない、排便痛がある、残便感がある場合も便秘と捉えてよいでしょう。力んだ際の迷走神経反射から、トイレで失神するというケースも少なくありません。また近年問題視されているのが、高齢者の便秘です。加齢に伴う運動量や食事量の減少に加え、生理的機能の低下から便秘に悩む人が増えています。

─今は、おなかに優しい便秘薬もあるそうですね。

便秘薬と言うと、おなかが痛くなると思っている人も多いと思いますが、今は刺激や副作用のない薬が一般的です。習慣性を気にすることなく、お子さんや高齢者にも使いやすい薬なので安心です。

─便秘は万病のもとと言われてきました。

近年医学会では、便秘の人は便秘でない人より死亡や心血管疾患のリスクが高まることから、成人病の一つと言われているほどです。「たかが便秘」と思い、その場しのぎの便秘薬で対処していたら、大腸がんなど大きな病気が潜んでいることがあります。急に便秘がちになったという人は特に注意が必要です。気になる症状がある人はもちろん、50歳以上の人は年に一度の専門機関での内視鏡検査をお勧めします。

店舗情報

たむらふみお おなかと内科のクリニック

住所〒860‐0047 熊本市西区春日7‐28‐10
TEL096-312-3500
店舗ホームページ https://tamurafumio.jp/
営業時間月~土曜(水曜除く) 8時30分~12時、13時30分~18時
休業日水曜、日曜、祝日

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記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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