メディカルインタビュー 美容皮膚科編

「ムダ毛が気になるけど、脱毛治療は痛そう」「治療にはどのくらいの期間が必要なのか、いつ受けたらよいのかが分からない」と悩む女性は少なくないそう。医療脱毛について詳しく話を聞きました。

脱毛の治療法には、どのようなものがありますか。

中村 以前は、毛の一本一本に針を刺す「針脱毛」が盛んでした。電気を流して、毛根にダメージを与える治療法です。痛みが非常に強い上、長期間にわたる治療が必要で、治療費も高くかかっていました。それに代わり登場したのが、「レーザー脱毛」です。特殊なレーザー光を照射することで毛根に直接作用し、一度に広い範囲を治療できます。痛みが比較的少ないため、現在ではこちらの治療法が主流になっています。

治療期間は、どのくらい見ておくとよいですか。

中村 脱毛治療を1回受けただけでは、毛周期の関係で毛がまた生えてきます。一般的には1~2カ月、間隔を空けながら、6回ほど受けると、毛が生えてこなくなります。例えば来年の夏に間に合わせたいなら、今の時季からスタートしておくとよいでしょう。

脱毛できる部位の詳細を知りたいです。

中村 女性の場合、脇や膝下、肘下など、洋服で隠せない部位を希望されることが多いですが、口周りの産毛や指、手の甲、太もも、二の腕も脱毛できます。機械の進歩により、デリケートな部位の脱毛も可能になりました。自己処理が難しい部分は特に、レーザー治療を行うことで肌トラブルが防げます。また、生理や排便時の不快感も改善されます。

なかむらファミリークリニック 院長 中村 憲史氏 熊本大学医学部卒業。熊本大学医学部附属病院、済生会熊本病院などで勤務

どのような年代の方が脱毛治療を希望されますか。

中村 レーザーは黒い毛に反応するため、黒い毛が生えている年齢であれば、治療は可能です。「レーザー脱毛」という言葉が世間に浸透するようになってからは、スポーツなどで肌を露出することが多い学生さんから中高年の方まで、幅広い年代の方が治療を希望されるようになりました。中高年の方は将来、介護を受けることを考えて治療を受けているようです。

男性も脱毛している人が増えていると聞きました。

中村 そうなんです。男性の場合、濃いひげに悩んでいる方が少なくなく、「せっかく朝からそっても、夕方には黒く伸びてしまう…」とストレスを感じています。ひげを脱毛すると、皮膚が明るくなり、清潔感を得ることもできます。肌が弱くてカミソリ負けする人にも適しているでしょう。詳しくは専門医にご相談ください。