メディカルインタビュー 歯科編
歯の機能を回復させる治療法はさまざま。口腔内の状態によっては、インプラントではなく入れ歯を選択するほうが良い場合もあるのだそうです。詳しく聞きました。
歯を失ったときは、どのような治療法がありますか。
菅 入れ歯やインプラントが一般的ですが、インプラントは歯をのせる顎の骨の量が十分であることが条件です。インプラントの人工歯は天然歯と違い、歯茎への細菌侵入を阻止する歯根膜がなく、炎症が起きやすい状態になります。自分で十分なケアができるときならまだしも、加齢や障害などで清潔を保つことが難しくなれば、大きなトラブルを招くことが考えられます。一度インプラントを装着してしまうと撤去が難しく、リスクもあります。自分の口腔の状態、将来の姿を考えた治療法を選ぶことが重要です。
最近の入れ歯は審美性にも優れているそうですね。
菅 入れ歯は、「痛い」「固いものが噛(か)めない」「手入れが面倒」というマイナスイメージばかりが先行しています。しかし、入れ歯も以前とは違い進化しています。安定剤なしでしっかり噛めて、見た目も自然です。ケアも比較的簡単で、頬を内側から支えるため「口元の印象が若返った」「思いっきり笑える」など、生き生きと生活されている方がたくさんいらっしゃいます。
入れ歯の治療法とは。
菅 まず口の中の環境を整え、歯茎が引き締まった状態になってから、噛み合わせ、型取りなどを行います。時間をかけて患者さんの希望に沿った歯並び、歯茎や歯の色を調整し、理想に近づけていきます。自由診療となります。詳しくは専門医にお尋ねください。
スガ歯科医院 院長 菅 健一氏
店舗情報
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