メディカルインタビュー 産科・婦人科編

排卵を抑えられる経口避妊薬(低用量ピル)ですが、認識を誤ったまま使用している人が多いそうです。正しい飲み方や副作用について聞きました。

ー何歳から服用できますか。

牛島 初潮から50歳まで服用できますが、女性ホルモンの量が変化する40歳以上の人は注意が必要です。また、35歳以上で1日15本以上喫煙(電子タバコ含む)する人は、副作用が起きやすいため服用できません。

ーどんな副作用がありますか。

牛島 エコノミークラス症候群(血栓症)です。足の痛みやむくみ、頭痛、胸の苦しさなどが現れ、症状を放置して死亡した例もあります。
発症リスクは通常を1とすると、ピル服用者は3~4倍、妊婦は約12倍です。一部のがんとの関連性もあり、卵巣がんと子宮体がんは発症しにくくなり、乳がんはやや発症しやすくなります。性感染症である子宮頸(けい)がんのリスクも高まるため、性交渉時はコンドームを使用しましょう。また、俗にいわれる体重増加とは関係ありません。
注意したいのは、友人にもらった薬や、ネット購入した薬で副作用が起こっても、補償が受けられないという点です。偽薬などの詐欺に遭わないためにも、医療機関を受診してください。

うしじまクリニック院長 牛島 英隆氏

ーその他に注意することは。

牛島 抗生剤やうつ病の薬、てんかんの薬、特定のハーブなど、併用できないものが多いため、専門医の指示に従いましょう。さらに、乳がんや子宮体がん、片頭痛、肝障害、高血圧、糖尿病などの持病がある人、授乳中の人は服用を避けてください。ピルは、月経前症候群や避妊目的では保険適用外です。しかし、過去10年間の人工妊娠中絶手術の事故では約70人が死亡しています。希望しない妊娠を避け、自分の体を守るために、正しく服用しましょう。

店舗情報

医療法人 英会 うしじまクリニック

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