メディカルインタビュー 歯科編
歯を失ってしまった際、残った自分の歯を傷めずに治療できるインプラント。以前は骨量不足などの理由で諦めていた人も、治療が可能になっているそうです。詳しい話を専門医に聞きました。
―歯を失った場合の治療法は。
前田 健康な歯に留め金具で固定する「部分入れ歯」、歯がない部分の両隣の歯を削って土台を作り、歯と歯をつなぐ「ブリッジ」、顎の骨に直接、人工歯根を埋め込む「インプラント」(保険適用外)の3つの治療法があります。中でもインプラントは、部分入れ歯やブリッジと比べ、周りの健康な歯を傷めにくい上、自分の歯と同じくらいにかめるようになるなどのメリットがあり注目されています。しかも、天然の歯のような見た目で、審美性にも優れています。
―治療をする際の条件などはありますか。
前田 インプラントは、歯を支える顎の骨が十分にあることが重要です。歯を失って長期間そのままの状態にしていたり、部分入れ歯などを装着したりしていると、その部分の顎の骨が痩せてしまうため、治療が難しくなります。しかし近年、新しい器具や施術法が開発され、骨量が不足している場合でも治療が可能になりました。
熊本パール総合歯科クリニック 理事長/総院長 前田 明浩氏
―手術時間はどれくらいですか。
前田 個人差はありますが、1時間程度で済み、痛みはほとんどありません。一般的な治療期間は、インプラントと骨が結合するまでの約3カ月が目安となります。またインプラントが完成するまでの期間は、骨の状態が良ければ、仮歯を入れることもできます。骨量が不足しているなどの理由で治療を断られても、決して諦めず、インプラント治療専門の歯科医院にセカンドオピニオンとしてご相談ください。
店舗情報
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- 熊本市東区健軍3-24-22
- TEL
- 0120‐177‐461
- 店舗ホームページ
- http://www.par-dc.jp/
- 営業時間
- 診療時間/月曜~土曜9時30分~12時30分・14時~18時30分、日曜9時30分~12時30分・13時30分~17時30分
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- 隔週日曜、祝日・院内勉強会の日は休診
- 備考
- ※無料託児ルーム(要予約)完備 ※大江院、宇土院、桜町院もあり
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