認知症によるもの忘れは的確な治療を行うことで症状の改善が期待できます

―もの忘れは老化現象の一つでしょうか。

小山 人は年齢を重ねると、脳の老化に伴いもの忘れをしやすくなります。その原因には、脳の老化と認知症があります。前者の場合は、本人に自覚があり、出来事や物事のヒントなどで思い出すことができます。一方、後者の場合は、脳の神経細胞が壊れて脳萎縮が起こっているため、記憶全体が脳からすっぽりと抜け落ちます。自覚がない場合が多く、判断力が低下し日常生活に支障を来すこともあります。また、妄想や幻覚、攻撃的な態度を取るなどの症状が現れる場合もあります。近年、65歳以上の4人に1人が認知症とその予備軍だといわれています。

─認知症を引き起こす病気は何ですか。

小山 認知症を引き起こす病気には、脳血管性認知症やレビー小体型認知症などさまざまな疾患がありますが、もの忘れ(記憶障害)を主症状とするアルツハイマー型が全認知症の約6割を占めています。

─検査の流れと治療法を教えてください。

小山 主に、認知機能(記憶)検査と頭部画像(CT)検査を行い、必要に応じて血液検査なども実施します。ご家族とは別室で話をし、患者さんの状態を正確に把握します。治療は薬物療法が中心です。アルツハイマー型認知症の場合は抗認知症薬を1年間服用することで、記憶の中枢である海馬の萎縮を45%抑えられるなどの報告もあります。検査や治療は全て保険診療で、介護保険や医療費助成なども病院で相談できます。詳しくは専門医にご相談ください。

ソラクリニック 小山 一静 院長

ソラクリニック 小山 一静 院長

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