メディカルインタビュー 歯科編
“人生100年時代”と言われる今、充実した食生活を送り続けるには、口の健康を保ち、いかに自分の歯を残せるかが鍵となります。虫歯予防のためにすべきことや治療法選びなど、今からできる対策を聞きました。
─歯の健康を保つために、日常的に心掛けるべきことは?
関 日々の丁寧なブラッシングと歯科医院での定期的な検診・メンテナンスが重要です。来院頻度は3〜4カ月に1度が理想とされます。「一度治療した歯は2度と虫歯にならない」と思い込んでいる患者さんもいますが、それは間違いです。
─治療で気を付けることは?
関 保険診療の場合、費用を抑えられるメリットはありますが、治療法や使用できる材料に制約があります。例えば、保険適用の修復用金属は自費治療の材質と比べて金属そのものが硬く伸びにくいので、被せ物や詰め物と歯の間に肉眼では見えないわずかな隙間ができてしまうことがあります。そのため金属と歯の境目から虫歯菌が侵入し、二次的な虫歯が歯の内部で進行してしまうことがあります。一方、自費治療は費用負担が大きくなりますが、それらの制約がなく質の高い治療を行えます。自費治療の金合金やセラミックなどは、治療の精度や条件にもよりますが、保険治療の欠点を補え、手入れ次第で二次的な虫歯の可能性は極めて低くなります。また、セラミックであれば金属アレルギーのリスクも回避できます。より質の高い治療法を選択し、日々のケアと定期検診で歯を良好な状態に保つことが長い目で見ると医療費の抑制につながり、健康で幸せな人生を送ることにもなります。納得できる治療を受けるために、それぞれのメリット、デメリットをきちんと伝え、丁寧に治療にあたる医師選びを行ってください。
せき歯科クリニック 院長 関 喜英氏
店舗情報
- 住所
- 熊本市東区桜木3-22-19
- TEL
- 096-360-0310
- 店舗ホームページ
- https://www.seki-dc.jp
- 営業時間
- 9時~12時30分、14時~19時 木曜は13時まで 土曜は18時まで
- 休業日
- 日曜
- 備考
- 歯科、小児歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、審美歯科、インプラント、入れ歯
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