メディカルインタビュー 産婦人科編

赤ちゃんが欲しいけれど、なかなかその兆候が見られない─。そんな悩みを抱えるカップルは10組中1~2組になるといわれています。気になる「不妊症」について聞きました。

─不妊症とは。

岩政 一般的には、妊娠を希望しているにもかかわらず、1年たっても妊娠しない場合を「不妊症」といいます。その原因は男性側、もしくは女性側、あるいは両方にある場合もあります。検査で原因を明確にした上で、不妊治療を進めていくことが必要ですね。

─どんな検査が行われますか。

岩政 まず「排卵しているか?」「元気な精子はたくさんいるか?」など、妊娠成立に必要な条件がそろっているかを検査します。原因は一つではなく、複数ある場合もあります。その原因を解明し、妊娠しやすい条件を整えるようお手伝いするのが、不妊治療です。

─女性の年齢と不妊症は関係がありますか。

岩政 残念ながら、女性の場合は年齢による卵の質の低下が見られ、35歳を過ぎると毎年3.5%ずつ妊娠する力が落ちていくといわれています。そのため、30歳以上で不妊症を心配していらっしゃる人は、早めの受診をお勧めします。また、治療を始めたからといって、すぐに妊娠するわけではないということもご理解ください。妊娠のプロセスや自分の体のことをよく知り、焦らず、諦めず、ご夫婦が主体的に治療に取り組むことが重要です。そして何より、「赤ちゃんが欲しい」というお二人の気持ちを大切にしていただきたいですね。心配されていることがあれば、お気軽に専門医にご相談ください。

ソフィアレディースクリニック水道町 院長 岩政 仁氏