メディカルインタビュー産婦人科編

女性の晩婚化が進み、30代後半から40代になって子どもをつくりたいと考える女性の数は増加傾向にあるそうです。そうした現状を踏まえ、年齢と不妊症の関係について知っておきたいことを、専門医に聞きました。

─年齢と、妊娠する力には関係がありますか。

岩政 あります。残念ながら加齢による卵子の質の低下が見られ、35歳を過ぎると毎年3.5%ずつ、妊娠する力は落ちていきます。不妊率についても、30代後半では3.3人に1人、40代では1.6人に1人が不妊症になっているという報告もあり、女性の年齢は不妊症に影響を与えているといえるでしょう。

─妊娠するための心得は何かありますか。

岩政 今後、妊娠を希望するのであれば、「自分は何歳までに子どもを産むのか」を考えてください。年齢とともに妊娠しにくくなりますが、子どもを産めなくなるのではありません。しかし、高齢出産になればなるほど、母体と胎児へのリスクが高くなり、流産、妊娠高血圧症候群、胎児の染色体異常などの危険が起こりやすいということも、知っておいてほしいと思います。

─「妊娠したい」と思ったときにすべきことは。

岩政 まずは産婦人科で検診を受け、子どもがつくれる状態であるかを確認しておくと安心ですね。特に30歳以上で不妊症を心配していらっしゃる方は早めに受診し、治療が必要な場合は少しでも早く治療に取り組むなど、不安要素は排除しておきましょう。妊娠のプロセスや自分の体のことをよく知り、その時々で自分にとってベストな選択ができるよう、備えてほしいと思います。ご不明な点は専門の医師にお尋ねください。

ソフィアレディースクリニック水道町 院長 岩政 仁氏