気を付けたい子どもの水の事故 「もしも」の時の行動とは【子育てラボ】

目次
[VOL.564]知る・学ぶ
夏のレジャーシーズンは、海や川での水の事故が心配です。特に子どもが溺れてしまった時、慌てず迅速な行動を取ることが求められます。大人が知っておくべき「もしも」の時の対処法や事故を防ぐためのポイントを教えてもらいました。
教えてくれたのは
水難事故の対処法や対策を事前に知ることが大切です


溺れている人がいた時の対処法
以下の3つのステップで対処しましょう。
STEP
助けを求め、通報する
溺れている場所で通報先が変わります。海の場合は海上保安庁【118】に、海以外の場所は消防・救急【119】に通報します。また、周囲に大声で助けを呼びましょう。
STEP
要救助者の呼吸を確保する
浮き輪、ボール、クーラーボックス、空のペットボトルといった「浮く物」を投げ込みましょう。
STEP
救助は必ず陸上で行う
陸上から長い棒やロープを差し出して引き寄せましょう。救助者は絶対に水に入らないことが大切です。陸上から救助する方が、二次災害の防止にもつながります。
溺れてしまった時の対処法
落ち着いて「浮き身(背浮き)」の体勢で救助を待ちましょう。


ポイント
全身の力を抜き、手足を「大の字」に広げる。できるだけ大きく息を吸い込む。鼻口を水面から出しておく。
※「浮く物」があれば、おへその上で持つ(ラッコのポーズ)
NG 大声を出したり、手足をバタバタさせたりしない
事前の対策で水の事故を防ごう
- 事前に体調をチェックする
- 危険な場所には近寄らない、遊ばせない
- 体に合うサイズのライフジャケットを着用する
- 保護者は子どもから少しも目を離さない
- 天候の変化に注意する(急な増水の可能性)
大切な命を守るための応急手当方法について
熊本市内の各消防署では、応急手当を学べる講座も実施しています。
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