栄養豊富と分かっていても、食卓に上る機会が少なくなっているという魚料理。魚が苦手なお子さんも多いですよね。魚嫌いの理由を知れば、もっと子どもたちに魚を食べさせられるはずです。10月は魚食普及月間。“魚嫌いを好きにする”技をみんなで学びましょう。


調理法を工夫し、魚をおいしく食べよう!

食育インストラクターで料理教室シェフドママン代表の三上絵理さんは、「魚嫌いを克服するには、まず、嫌いな理由を知ること」と話します。

子どもが魚を嫌いな理由としては、生臭さや、骨が多く食べにくい、などが考えられます。また、親のほうも焼く・煮る以外の調理法が分からず、魚料理のバリエーションが少ないというケースもあるでしょう。

そこで、今回はこれらを解決するいくつかの方法を教えてもらいました。「下処理の仕方など調理法を改善するほか、食べやすい小魚から挑戦してみるといった工夫をすると、魚をもっとおいしく食べられるはずです」

「魚嫌い」の理由 BEST3

その1 生臭さ

魚に塩をふるタイミングや、煮魚の場合は煮汁に入れるタイミングを見直せば解消できます。

その2 骨が多く食べにくい、食べるのが面倒

食べるときに骨が気になる場合は、チリメンジャコなど丸ごと食べられる小魚から挑戦を。

その3 味が代わり映えしない

魚料理は、焼くか煮るかで、その他の調理法が分からないという人も。揚げ魚に、濃い味のソースを絡めると食が進みます。


その1 克服 生臭さを解消! 魚のうま味を引き出す

「焼く」&「煮る」の基本テクニックをマスター

焼き魚

二段階で臭みを抑える

塩の量

白身魚 重量に対して1%の塩を目安とする。100gの場合、塩1g(小さじ1/5)。

青魚 重量に対して1.2%の塩、白身より少し多めに塩を使用する。

塩のふり方

最初に分量の半分の塩をふり、置いておくと、塩味が浸透するだけでなく、臭み消しにも。焼く直前にしみ出た水分を拭き取り、残りの塩をふり、グリルで焼く。

煮魚

万能煮汁(目安:白身魚2~3切分)

水…50cc
酒…50cc
みりん…50cc
砂糖…大さじ1
しょうゆ…大さじ2
ショウガのスライス…1/2かけ分

魚を入れるタイミングは、調味料を火にかけ、沸騰してから。煮汁が冷たいうちに魚を入れると生臭くなります。中火で2~3分、落としぶたをして弱火で5~10分、再び中火に戻し、好みの濃さに煮汁を煮詰めるとおいしく仕上がります。


その2 克服 骨が気にならない!

小魚を丸ごとふりかけに

ジャコの梅しそふりかけ

炊きたてのご飯に混ぜ込むとジャコご飯に!

炊きたてのご飯に混ぜ込むとジャコご飯に!

詳しいレシピはこちら


その3 克服

濃い味のソースで味にバリエーションを

揚げ魚のチリソース風

揚げ魚のチリソース風

エビや竹輪を混ぜてもgood! ボリュームアップしますよ

詳しいレシピはこちら


魚には成長期の子どもに必要な栄養素がたっぷり

魚には、タンパク質やビタミン、カルシウム、体の発育に大切なヨウ素など、成長期の子どもに欠かせない栄養素がたくさん含まれています。魚の骨の構造や、季節ごとのおいしい魚などについて楽しく会話すると、子どもたちが魚に興味を持つかもしれませんね!

三上絵理さん

NPO日本食育インストラクター1級 料理教室シェフドママン 代表
三上絵理さん