「子どもにお手伝いをさせたいけれど、忙しくてつい自分でやってしまう」という皆さん。夏休みに、”子どものお手伝い”に取り組んでみませんか。子育ての先輩とこども園の先生に、そのコツを聞きました。


「自分でやりたい」がお手伝いの始め時!

「子どものお手伝い」は、子育て世代の悩みの一つ。そこですぱいす読者に、成功例を募集したところ、「ご褒美シールをあげる」「供ごっこ遊び僑から始める」などのアイデアが寄せられました。

また、田迎こども園・園長の松永恵美子さんは、「1歳になると、『自分でやりたい』という気持ちが芽生えます。そのときがお手伝いの始め時。その後、成長に合わせたお手伝いに取り組んでいきましょう」と話します。

先輩たちや松永さんの意見を参考に、各家庭に合った方法を見つけてみましょう。


すぱいす読者から届いたエピソード

ご褒美シール作戦!

お手伝いを頑張ったら子どもにシールを渡し、シール表に100枚貼ったら「好きな物を買ってあげる」と約束しています。シール集めが楽しいのか、積極的に手伝ってくれるように。目標を達成して欲しいものを手に入れる喜びを知ってほしいです。

(みーちゃんママさん・31歳、子ども・5歳)

ご褒美シール作戦!

タイマーでやる気アップ

子どもが風呂掃除をする間、タイマーを15分にセット。アラームが鳴ったら終了。子どもは「やりきった!」という達成感を味わえるので、苦にならないようです。

(はるちゃんさん・40歳、子ども・6歳と8歳)

”ごっこ遊び”からスタート

テレビの料理番組をまねて、子どもが先生、私がアシスタントになりきります。「先生、今日は何を作りましょうか?」と声を掛けて、一緒に野菜を洗ったり、盛り付けたりします。遊びの中でお手伝いをすることを楽しんでいました。

(梨歌さん・56歳、めいとおいの面倒を見たときの経験)

”ごっこ遊び”からスタート

とにかく褒める

お手伝いしてくれたら、オーバーリアクションでびっくりしたり感心したりと、褒めまくります。それがうれしいようで、子どもたちはお手伝いが大好きです。

(ゆいさん・37歳、子ども・7歳と5歳)

家族の分担表を作成

娘が10歳になったとき、風呂掃除の担当に決めましたが、なかなか定着せず…。そこで、夫と娘と私の3人の分担表を作ることに。すると娘は、言われなくても風呂掃除をするようになりました。親も掃除をする姿を見せ、表を作って担当を目に見える形にしたことで、娘のやる気が出たのだろうと思います。

(あんさん・44歳、子ども・12歳と7歳)

家族の分担表を作成


保育のプロからのアドバイス

Point1 子どもの意思を尊重する

子どもが「自分もやりたい」と意思表示をした時がお手伝いをさせるチャンス。親の都合ではなく、子どものタイミングで始めることが大事です。また、子どもに感謝の言葉を伝えることも忘れずに。

Point2 達成感を与える

成功した時の喜びや達成感を、子どもが知ることが大切。「できた」という達成感が、次への意欲につながります。子どもが小さいうちは、ケーキ作りでイチゴを飾るなど最後の仕上げをお願いしましょう。

Point3 安全に配慮する

子どもの年齢や成長に合わせ、子ども用の道具をそろえるなど、安全に作業できる環境を整えましょう。とはいえ、必要以上に心配するのはNG。包丁や火を使う料理は、親が隣で見守りながら挑戦させましょう。


年齢別 お手伝い例

1〜2歳 「お手伝いスタート」
〜簡単なことから始める〜

・洗濯バサミや新聞紙などを取って親に渡す
・お箸を並べる
・食器を運ぶ(あえて陶器を運ばせると、物を大事に扱う心が育まれます)
・タオルやハンカチなどを畳むなど

3歳〜未就学児 「チャレンジ期」
〜包丁やほうきなどの道具を使う〜

・レタスをちぎって器に盛り付ける
・お皿に野菜や果物を分ける(「3個ずつ」などとお願いすると、数の勉強にもなります)
・子ども用の包丁で柔らかい食材を切る
・ほうきや雑巾を使って掃除をする など

小学生以上 「発達期」
〜家事分担の役割を持つ〜

・火を使う簡単な調理(目玉焼きなど)
・食器洗い
・家庭菜園や花壇の水やり
・ペットの餌やりや小屋掃除 など

※上記を参考に、子どもの成長に合ったお手伝いを頼んでみましょう。


教えてくれたのは…

田迎こども園・園長 松永恵美子さん

お手伝いをすることで、子どもは自然と家事能力が身に付きますよ

松永恵美子さん