【417号】すぱいすフォーカス – 春の運動会! お父さん出番ですよ〜

ゴールデンウイークが終わると春の運動会シーズン。子どもたちや家族にとって、思い出に残る大切な行事の一つですよね。そこには、お父さんが担当することが多い“仕事”もあるようです。 そこで、子どもの運動会に長年参加してきたベテランパパに、実体験を聞きました。運動会に初めて参加するというお父さん、必見です!

場所取り、撮影…重要な任務

失敗は許されない!? 一生もののカメラ&ビデオ撮影

運動会で“カメラやビデオ撮影”を任されるお父さんも多いでしょう。毎年行われる運動会とはいえ、、わが子の、その学年での晴れ舞台は一生に一度! 最高の瞬間をばっちり収めたいものです。

子どもの学年が進むにつれ、親も経験を積み、撮影のベストスポットなども分かってきますが、私の場合、仲の良いパパ友同士で、スタート、中間地点のコーナー、ゴールなどに分かれ、互いの子どもを撮影し合うという連携プレーで挑みます。後でデータを交換し合えば子どものさまざまな表情やカットが楽しめ、お父さんの株も上がりますよ!

夜中の“場所取り”は お父さん同士の交流の場!?

児童数が多い学校では、お弁当を食べる場所を確保する“場所取り”が、運動会前日の夜や当日の早朝から行われているところもあるようです。

真っ暗な中、並んでいるのは顔も見えず名前も知らないライバル…かと思いきや、いつの間にか会話が弾み意気投合、ということも。場所取りが、意外にも保護者同士の交流の場になるのです。中には、年に一度、この日だけ会話を交わすパパ友…なんて人もいます。

子どもが大きくなると、友達とお弁当を食べるようになり、場所取りも不要に。寂しいけどそれも子どもの成長です。それまで頑張りましょう!

脇役に徹しながら、お父さんも運動会を楽しみましょう!

磯田 圭輔さん

高校1年と中学2年の娘、小学2年の息子のお父さん。5月は、小・中・高校の運動会全てに参加予定です。中学校のPTA会長を務め、運動会事情にも詳しいベテランパパ! 地元の“おやじの会”所属。40歳、会社員、熊本市在住。


失敗談から学ぶ運動会の心得

読者や、すぱいすのパパスタッフから、子どもの運動会にまつわる失敗談をリサーチ。磯田さんに実体験も踏まえながらアドバイスをもらいました。

場所取り編

匿名希望

朝早くから並び、「日陰のいい場所が確保できた!」と自信満々。しかし、お昼になると、そこはめちゃめちゃ日当たりの良い場所で家族に怒られました。

磯田パパ advice

苦労が報われず残念でした。日当たりが良い場所、人が行き交う通り道、砂ぼこりが舞う運動場近くは避けたほうがよさそうです。赤ちゃんや小さいお子さんがいるご家庭は、寝かしつけやすく、静かな校舎裏などがおすすめです。


競技編

めいちゃんママ(合志市)

パパが“ぐるぐるバット”をした後、自分の子どもを探して一緒にゴールする親子競技に参加。前もって走る練習をするなど張り切っていましたが、いざ“ぐるぐるバット”をすると頭がクラクラになり、同じ体操着姿の子どもたちの中から、わが子を探し出せず、違う子どもとゴールしてしまいました。

磯田パパ advice

自分の子どもを見間違わないために、靴や靴下の特徴を覚えておくというのはどうでしょう。わが家では、ハイソックスを履かせたり、髪を2つ結びにしたり、ゴムを目立つ色にしたりと工夫しています。


撮影編

スタッフ 市

近視&老眼の父です。張り切ってズーム倍率の高いビデオカメラを準備し臨んだ当日。眼鏡をかけてわが子を探し出し、眼鏡を外してカメラの液晶を確認。そうこうするうちにわが子を見失い、写っていたのは一生懸命走るほかの子…。遠近両用眼鏡かファインダー式のカメラが必要でした…。

磯田パパ advice

ほかのお子さんで撮影の練習をしていたら、自分の子どもも同じ組で走っていた、という失敗が私にもあります(涙)。プログラムで出番をチェックするのに加え、徒競走の場合はスタートやゴール地点を、ダンスなら踊る場所や決めポーズなどを事前に子どもからリサーチしておくと、失敗も最小限で済みますよ!


すぱいす的

これで安心!前日からのチェックリスト

カメラやビデオの充電!
メモリーが残っているかも確認

軽くストレッチをしておく
競技に参加するなら念入りに

寝坊をしない
前日のお酒は、ほどほどに

お昼や撮影の場所取りなど、園や学校のルールは守って

(念のために)当日のファッションをママや子どもにチェックしてもらう