【435号】みんなどうしてる? 働くママのスケジュール

さまざまな業種で、子育てと仕事を両立して頑張っているママがたくさんいます。働くママは、どんな一日を過ごしているのでしょうか。先輩ママの一日をのぞきながら、両立や工夫のヒントを見つけてみましょう。


スケジュール管理、優先順位付けが両立のコツ

育児休業や短時間勤務制度の導入などで、一昔前と比べると結婚、出産後も離職せず、働き続ける女性が増えています。

フルタイムやパートタイムなど、勤務時間の長さだけではなく、在宅ワークなど、働き方そのものが多様になってきています。しかし多くの働くママは時間に追われ、「自分」「妻」「母親」「娘」「地域」など、いろいろな役割を持っています。限られた時間の中でこれらを両立するには、スケジュール管理、物事の優先順位付け、隙間時間の活用がとても大切です。

またこれらを一人で担おうとせず、周囲に協力してもらうほか、職場にも日頃から感謝の気持ちを伝え、できることは率先して行うなど“信頼の貯金”をしておくと、いざというとき、必ずサポートしてくれるはずです。

「〇〇すべき」という完璧さを求めず、時には自分に優しく、モチベーションを保ちながら、職場でも家庭でも輝く女性(ママ)を目指しましょう。

キャリアコンサルタント 小佐井佳奈子さん

キャリアコンサルタント 小佐井佳奈子さん


働くママに密着! 生き生きと働く秘訣(ひけつ)を発見!

子育てと仕事を両立し、医師、クッキー専門店オーナー、図書館司書として働く3人のママに、生き生きと働く秘訣を聞いてきました。

家族や公約サポートを上手に活用

熊本大学医学部附属病院で基礎・臨床研究などを行う後藤理英子さん(42)は、高校1年と小学2年の子どもがいる糖尿病・代謝・内分泌内科の医師です。

2001年に同大医学部を卒業し、同年に結婚。翌年長男を出産しました。「卒業してすぐに、妊娠、出産したことで、医師として置いていかれるという焦りもありました」

女性医師の活躍の場を広げようと、11年に県女性医師キャリア支援センターが発足。後藤さんは、14年から支援センターの専任医師も務め、出産や子育てで休職や離職を考える女性医師が仕事を継続できるよう、短時間勤務を受け入れてくれる病院を紹介するなど復職支援も行っています。

また自身も大学での勤務以外に、木・金曜の午前中は外勤、土・日曜は県外での講演活動を行うなど多忙を極めます。「できないことはできないと認め、サポートしてもらう。夫の実家だけに負担が集中しないよう、県外出張の際は、移動途中に県外の私の実家に子どもを預けることもあります」。シルバー人材センターにも登録し、小学校の児童育成クラブへの迎えなどで、週2回利用。「シルバーさんは3人目のおばあちゃんみたい」と語ります。「女性医師が結婚、出産後も、生き生きと働き続けられることが、医療の現場全体の環境改善につながる」と後藤さん。今後は、自分の経験を積むためにも、専門医、指導医の勉強にも力を入れていきたいそうです。

予約患者の確認など、始業前に看護師と打ち合わせ


子どもに安心して食べさせられるものを

10歳、8歳、2歳と3人の子どもがいる林那美さん(39)は、2011年にクッキーを製造・販売する「bakeshop hayashi」をオープンしました。

高校を卒業後、建設業、出版業などの仕事を経験。「会社勤めが向いていなかったこともありますが、小さい頃からいつかは自分で采配(さいはい)ができる仕事をしたいという思いがあり、起業の道を選びました」

出産後は、特に子どもに食べさせるものに気を使うように。「いろいろ試作しましたが、最終的には無添加で乳製品や卵、白砂糖不使用のクッキーに絞り、インターネット販売も始めました」

子育てをしながら、自分の時間と仕事の時間のバランスを取り、働き方を変えてきた林さん。当初は、月〜土曜の10時〜17時の営業でしたが、長女が小学校に上がると、夏休みは店をクローズ。そして次女を妊娠してからは、日曜に加えて土曜も休み。平日の営業時間は、閉店後の事務作業などで保育園のお迎えに遅れないよう15時までとしています。

「仕事が楽しくて仕方がないので、時間を決めないと何時間でも続けてしまいそうで…。営業時間を変更してきたことで、仕事にも育児にもメリハリが付きました」。今後も、自身とスタッフのライフスタイルの変化に合わせて、営業時間の変更もあるかもしれないそう。

2017年には、友人と「一般社団法人hahanoki」を設立。育児のことや栄養面の相談ができるイベントを開くなど、自身の子育て経験をママと分かち合う活動の輪を広げています。

全国各地から注文が入るクッキー。すべて手作りしています


仕事も子育ても体力勝負!

2011年からくまもと森都心プラザ図書館で働く津﨑啓子さん(40)。14年に長男を出産後1年半の育児休業を取得し、現在、週休2日のシフト制で勤務しています。図書の貸し出しのほか、来館者の調べ物の相談に乗るコンシェルジュとしての役割も担い、子ども向けのお話し会も担当しています。

「子どもの相手だけでも体力を奪われるのに、仕事に復帰したら、体が持つか心配でした」と津﨑さん。体力を維持するためには質の良い睡眠が大切と、4歳になる長男を寝かしつける夜9時には、家事を次の日に残し、一緒に布団に入ります。

その分朝早くに起床。皿を洗ったり、洗濯物を片付けたりするなど昨夜の家事と、その日の夕食準備を一気に済ませます。「子どもは寝ている時間なので、邪魔は入りません。生活のリズムも整いますし、すがすがしい気分で作業できます」と、“朝活”の良さを語ります。

「夜が早いので、子どもにゆっくり本を読んであげる時間がなかなか取れないのが悩みの種」と笑う津﨑さん。もう少し子どもに手が掛からなくなったら、朝のウオーキングも始めたいと次の楽しみも見つけているようです。

子育て中のスタッフへの理解がある職場。「次は、私が後輩のサポートをしてあげられるようになりたいです」

子育て中のスタッフへの理解がある職場。「次は、私が後輩のサポートをしてあげられるようになりたいです」


時間管理の裏技 教えちゃいます!

カレンダーなどを活用し、週間、月間、年間予定を書き込みましょう。情報の〝見える化〟はとても大切です。家族全員の予定を分かる範囲で書き込むとさらにGOOD! スマートフォンのアプリなどを活用し、家族で情報を共有するのもよい方法です。

<働くママからこんな意見も>
(中央区・まゆママさん、43歳)

仕事から帰ると、まずはお風呂をためながら夕食を作り、保育園へお迎え。帰宅後すぐに子どもはお風呂に。洗濯をしながら夕食スタート。食事の片付けが済む頃には、洗濯も完了。洗濯物を干す際も、子どもたちにゲーム方式で取ってもらい干します。無駄な時間を省けて時短に。

(中央区・はなこさん、39歳)

紙に「私がしている仕事」と「夫がしている仕事」を細かく書き出し、夫にも見てもらいながら、家事・育児の量と時間の差を確認してもらいます。「これをしてくれると助かる~」と言いながら、徐々に私の仕事を夫に移行していきました。

(南区・トーマスさん、32歳)

月に2回、水回りと玄関掃除などを家事代行サービスに頼んでいます。初めはもったいない気持ちがあったけれど、この月2回のきれいにしてもらえるという気持ちの余裕が、心の支えになっています。

子育て中の働き方を考えている人の相談窓口「はあもにい 働き方相談所」

就職、再就職を考えている人や、仕事と子育ての両立について悩んでいる人などの相談に、ハローワーク熊本の職員が答えてくれます。託児(10日前までの要予約)もあるので安心して相談できます。

日時:第3水曜(毎月1回) 10時~16時(1人1時間:要予約)
場所:熊本市男女共同参画センターはあもにい (中央区黒髪3-3-10)
問:TEL 096-345-2550(同所)

相談無料


これぞ働くママの救世主! イマドキ家電&生活用品

忙しいママたちの家事にかかる時間を短くしてくれそうな家電と生活用品をピックアップしました。

日立ドラム式洗濯乾燥機 「ビッグドラム」

一度に大容量の洗濯ができる洗濯乾燥機。洗濯回数が減り、時間も手間も節約できます。スイッチオンで、乾燥まで可能。風アイロン機能を使うと、衣類のシワを大幅に低減してくれます。★

日立 「衣類スチーマー」

ハンガーに掛けたままで、忙しい朝でもササッと服のシワ伸ばしが可能。アイロン台を出さなくてもいいので、楽チン。★

biolabo 「ウォールステッカーバス」

浴室にステッカーを貼るだけでカビが生えにくくなるそう。消臭効果も期待できるので、風呂場や水回りの気になる臭いもシャットアウト! お風呂掃除の時間が短縮できるかも。有効期間は約6カ月。☆

お問い合わせ

☆SAKODAホームファニシングス 熊本店

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0964-26-1717
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★ベスト電器東バイパス店

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096-385-0221