うちの子、やる気がない…? 意欲を引き出す関わり方
やるべきことに、なかなか取り掛からない子どもにイライラしたことはありませんか。どのような声掛け、接し方をすればよいか、幼児教育のプロにアドバイスをもらいました。
興味があるものを見極めて
取り組む対象に興味があるかどうかが重要です。興味がないと、そわそわと落ち着かず、よそ見が多くなり、視線や姿勢がぶれてきます。自ら黙々と取り組むのが子どもの「好き」のサインです。
POINT
子どもの表情、しぐさをよく観察しよう
集中力を保つには?
月齢、年齢が上がると集中力もアップ。初めは集中できる時間が5~10分程度だったのが、休憩を挟みながら20〜30分と徐々に伸びていきます。特に好きなことであれば、集中力が持続し、「できた!」という達成感を得やすいので、得意分野として伸ばしていけるでしょう。
POINT
好き=やる気への近道
効果的な声掛け
やるべきことがあるときは、始める前にやる理由を説明します。「○○してみよう」「○○したい?」など、子どもの気持ちに寄り添った声掛けをし、子どもの心を刺激して、やる気を引き出しましょう。あれもこれも大人が手助けするのではなく、見守ることも大切です。決して、無理強いしないこと。
POINT
褒めて、認める
お手本の存在
子どもは意外と大人の態度や言葉遣いを見ているもの。日頃から、子どものお手本、目標になるように大人も気を付けましょう。時には、大人が一緒に楽しむ姿勢を見せると子どもは安心します。
また、子どもたち同士で手本になることも。得意分野のあるお友達から刺激を受けて、互いに高め合うことができます。
POINT
子どもだからこそ、よく見ている
NGワード
- 「早く!」「急いで!」など焦らせる言葉
- 「だめ」「○○しないで」など否定的な言葉
- 「○○じゃないと××だよ」など強制的な言葉
※危険な時など、どうしてもやめさせる声掛けをしなくてはならない場合は、必ず理由を説明しましょう。子どもなりにきちんと理解できます。
教えてくれたのは
学校法人九州音楽学園 認定こども園九州音楽幼稚園
教諭 冨田 紋加さん
寄り添い、見守り、楽しめるといいですね
コメント
0