マタニティーライフを楽に 妊娠中の「つわり」の過ごし方

これから迎える梅雨や暑い夏の季節。妊婦さんにとって、特に過ごしづらい時期ではないでしょうか。周囲には分かりづらい妊娠中の「つわり」について、その原因や過ごし方を、医療法人聖粒会慈恵病院の助産師・久貝碧さんに話を聞きました。


つわりとは?

【症状】

吐き気や嘔吐(おうと)、唾液量の増加、全身倦怠(けんたい)感、頭痛、眠気、食欲不振、食べ物の好みの変化などが現れることがありますが、基本的に赤ちゃんへの大きな影響はありません。


【原因】

妊娠によるホルモンバランスの変化、自律神経の乱れが引き金となって、その急激な変化に母体が対応できないためと考えられています。


【症状の時期は?】

妊娠4〜6週ごろから症状が現れ、妊娠16週ごろまでに自然に落ち着くことが多く、全妊婦の70〜85%程度が経験するとされています。


【受診の目安】

特に症状が重い場合は、『妊娠悪阻(おそ)』と診断され、通院や入院して点滴で水分と栄養を補う必要もあります。以下のいずれかに該当する場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

  • 口の中が乾くなど脱水症状
  • 水分や食事が全く取れない
  • トイレの回数が減り、尿の量が少ない
  • 体重が妊娠前の-5kg、または-5%


つわりを楽にするための過ごし方

食べ方・飲み方

食べられるときに食べたいものを

1回の食事量は減らし、食べたいものを小分けして、食べたいときに少しずつ食べましょう。

すっぱい&冷たいもの

トマトやスイカ、イチゴなど、吐き気があっても食べやすい酸味や水分があるもの、冷たい素麺やうどんなど喉越しの良いものを取りましょう。

刺激物はNG

タマネギやニンニクなど香味野菜、香辛料は避けて。タンニンやカフェインを含む濃い緑茶やコーヒーは空腹時に飲むと吐き気を誘発するので要注意。


リラックス方法

◇趣味を楽しみ、散歩などで気を紛らわせよう。

◇安静にして、仕事や家事を分担してもらおう。


教えてくれたのは

医療法人聖粒会 慈恵病院 助産師
久貝 碧(みどり)さん

重症化させないことが大切です