テーマ別 絵本セレクション(2) 自分の知らない世界へ 冒険気分になれる絵本

もうすぐ7月。夏休みが近づき、ワクワクしている子どもも多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめしたい冒険気分になれる本を紹介します。


「かいじゅうたちのいるところ」

子どもの内面世界に引き込まれる

作:モーリス・センダック
訳:じんぐうてるお 
冨山房

いたずらをしてママに叱られたマックス。罰として部屋に閉じ込められ、怪獣の世界に迷い込みます。好奇心や冒険心など、マックスの豊かな内面に大人も引き込まれる一冊です。

対象年齢:3歳~

1650円


「チムとゆうかんなせんちょうさん」

主人公になりきって冒険を疑似体験

作:エドワード・アーディゾーニ
訳:せたていじ
福音館書店

両親に黙って船に乗り込み、船員として働きだした少年チム。ある夜、船が岩にぶつかってしまい、絶体絶命の危機に…。無事に帰還できるか、チムになりきって冒険の旅に出かけよう。

対象年齢:5・6歳~

1430円


「おしいれのぼうけん」

乗り越える勇気をくれる

作:ふるたたるひ、たばたせいいち
童心社

先生に叱られて押し入れに閉じ込められた、さとしとあきら。そこで出会ったのは恐ろしいねずみばあさんでした。恐怖や不安に負けず立ち向かう2人の勇気に心を動かされます。

対象年齢:4・5歳~

1430円


「怪物園」

コロナを想起させる怪物たち

文・絵:junaida
福音館書店

怪物たちが街を行進し、人々は家に閉じこもります。子どもは部屋の中でダンボールに入り空想の旅へ。コロナ禍を想起させる絵本。想像力が世界を広げてくれると気付かされます。

対象年齢:小学校低学年〜

1980円


教えてくれたのは

金龍堂 まるぶん店
尾方友紀さん

冒険ものは起承転結が理解できるようになる3歳くらいからがおすすめです。