おうちで実験! 科学の不思議
夏休みは、おうちで科学実験に挑戦しませんか。身近な材料でできる実験遊びを紹介します。科学の入り口として、ぜひ親子で楽しんでください。
消えたり、見えたりする絵
用意するもの
プラスチックコップ2個、紙コップ1個、千枚通し、油性ペン、コップが入る程度の水を入れた大きめの容器(お風呂なら湯舟でOK)
準備
1
1つのプラスチックコップの底の中心に、熱した千枚通しなどで2〜3mmの穴を開ける(A)。
2
もう1つのプラスチックコップに油性ペンで絵を描く(B)。※描くときに紙コップを下に重ねると描きやすい。
3
絵を描いたコップ(B)に穴を開けたコップ(A)を重ねる。
やってみよう
1
コップの穴を指でしっかりふさぐ。もう片方の手でコップの下を支える。
2
水の中に、絵の上部までを沈める。2つのコップの隙間に空気の層ができ、斜め上から見ると絵が消える。
3
指をコップから離すと水がコップの隙間に入り(空気の層がなくなり)、斜め上から見ると絵が現れる。
[科学的ポイント]物の見え方は光の進み方によって変わる!?
「物が見える」のは、物に光が当たり、はね返った光を目が受け止めるからです。通常(空気中)は、物に当たった光は目まで直進しますが、水から空気に光が進むときは、水と空気の境目ではね返されたり、折れ曲がったりします。今回の実験は、その光の性質を利用したものです。
「すごい、ふしぎ」と感動する気持ちは、科学への興味につながります。まずはその感覚を大切に、挑戦してみてね。
要チェック!
この他にも熊本博物館のホームページでは、おうちや庭などでできる自然観察や科学工作を紹介しています。
教えてくれたのは
熊本博物館研究員
山口均さん
簡単な実験や工作の中に、「科学の不思議」が詰まっています。
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