就学前に身に付けたい 鉛筆の握り方

正しく鉛筆を握ることで美しい字が書けるだけでなく、勉強にも集中できるといいます。公文 八反田書写教室の講師、下田真紀さんに鉛筆の握り方について聞きました。

鉛筆の正しい握り方

なぜ正しい握り方がいいの?

間違った握り方や姿勢で字を書くと、体や指に余計な力が入ります。そのため、字を書くと疲れる、集中できないといった恐れが。正しい握り方をすると、長時間集中して勉強に取り組め、学力向上も期待できます。

正しい姿勢は?

椅子に浅く座り、背もたれ側にこぶし1つ分、机とおなかの間にもこぶし1つ分のスペースを作ります。頭を下げ過ぎないように注意しながら少しだけ前かがみになり、背筋を伸ばしたまま字を書きます。

「握り方グッズ」の活用

指が正しい位置に添う三角軸の鉛筆や、鉛筆にはめ込むゴム製のグリップなど、正しい握り方に導くグッズが販売されています。就学前はこういったグッズを活用してもいいです。ただし、時には普通の鉛筆で握り方を確かめ、グッズに頼り過ぎないようにしましょう。

どう声を掛ければいい?

本人の「正しい握り方をしよう」という気持ちが大事です。「今も上手だけど、もっと上手になるよ」といった声掛けで子どもの意欲を高めましょう。また、子どもが字を書く際、短くてもいいので保護者が見守る時間を取るといいですね。


教えてくれたのは

公文 八反田書写教室
下田真紀さん

就学前に限定せず、書くことに興味を持ったタイミングで教えてもいいですね。