幼児期のおやつの役割と与え方[3〜5歳編]

「おやつの適量や選び方が分からない」といった、子どものおやつの与え方などについて2週にわたって紹介しています。2回目の今回は、3~5歳のおやつについて、西区保健子ども課の林佳代子さんに聞きました。


メリハリを付けながら、食に親しむ機会を持って

「1〜2歳編」で紹介したように、3〜5歳にとっての間食も食事の一部と考え、1日1回を目安に与えます。ただし、一日の適量は成長に応じて変動します。また、3歳以降の間食は、楽しみや気分転換のほか、おやつ作りなどの簡単な手伝いを通して、食べ物に興味を持つ機会にもなります。むし歯の原因にもなる“だらだら食い”や“遊び食い”は切り上げさせ、食事のリズムを作ることも大切です。


おやつの量と組み合わせの例

一日の量:約150〜200kcal

組み合わせ例(100〜150kcal相当)

・ビスケット2枚+ヨーグルト100g
・蒸しパン1個+牛乳100ml
・ゆでたトウモロコシ1/4本+牛乳100ml
・じゃこ&チーズ入り焼きおにぎり80g

市販のおやつは、甘味・塩味が少ない物を選びます。袋菓子をそのまま与えず、皿などに取り分けて食べ過ぎを予防して。


親子で作れる簡単おやつ おかずパン

1個115kcal(作成:熊本市管理栄養士)
<材料>(6個分)

ウインナー…2本
ピーマン…20g
ホットケーキミックス…100g
コーン…30g
卵…1個
牛乳…大さじ1

<作り方>

(1)ウインナーは5mm幅の半月切りに、ピーマンは5mm角に切る。

(2)ホットケーキミックスに、(1)、コーン、溶き卵、牛乳を加えて混ぜる。

(3)中火で熱したフライパンに分量外の油を熱し、(2)の1/6の量(1個分)を焼く。

(4)焼き色が付いたら裏返し、ふたをして5分ほど蒸し焼きにして完成。お好みでケチャップをつけて。

材料を切ったり混ぜたりする作業を、子どもに手伝ってもらおう!


教えてくれたのは

西区役所保健子ども課 管理栄養士
林佳代子さん

間食の時間を、家族や友達と過ごす「楽しいひととき」にできるといいですね

西区役所保健子ども課 管理栄養士 林佳代子さん