男の子のママの悩み “おちんちん”の洗い方

男の子を持つママの悩みのひとつが、「おちんちんのケア」。沐浴(もくよく)やお風呂のたびにどうすればいいのか迷っているママも多いのでは。熊本泌尿器科病院の狩野武洋医師に聞きました。


新生児のおちんちん

「子どものおちんちんが、皮をかぶっている」と悩むママもいますが、新生児から小学校低学年くらいまではほぼ全員が皮をかぶっています。中学生でも珍しくありません。心配したり、慌ててむいたりする必要はありません。

無理に洗わなくてOK

実は「子どものおちんちんをむいて洗うかどうか」というのは、学会でも結論が出ていない問題です。ただ、最近の流れでは「無理にむいて洗わなくてもいい」という考え方が主流になってきました。

皮で包まれ、守られている子どものおちんちんを無理にむいたり、洗ったりすると、かえってばい菌が入る恐れがあります。下腹部全体や足の付け根などをせっけんの泡で丁寧に洗い、流すくらいで十分でしょう。

手の清潔を優先

洗い方よりも気を付けたいのが、子どもの手を清潔に保つことです。子どもは、ついおちんちんを触ってしまいがち。手が汚れていると炎症の原因となってしまいます。普段から手を洗う習慣付けを心掛けましょう。

白っぽい汚れは菌ではない

おちんちんの中に白っぽいイボのようなものが見えることがありますが、これは「あか」で新陳代謝の表れ。普通、菌はついていないため焦って取る必要はありません。

むいた後は戻す

何か理由があってむく場合も、無理にむかないようにしましょう。また、むきっぱなしにするのは厳禁。腫れて元に戻らなくなる恐れがあるため必ず皮を元に戻しておきます。


病院に相談したほうがいい症状とは?

おちんちんの先が赤く腫れて痛がる場合は受診を。自然に治ることもありますが、塗り薬や飲み薬などで治療が可能です。また、おしっこを出す時、おちんちんが風船のように膨らんでからおしっこが細く出るような場合は排尿障害の恐れもあります。かかりつけの医師か専門医に相談しましょう。


教えてくれたのは

熊本泌尿器科病院 泌尿器科診療部長
狩野武洋医師

悩む場合はお気軽に専門医にご相談ください